イチオシレビュー一覧

読後感のよい純愛ものです。ぜひ、読んでください。主人公は、優しいけれど、自己肯定感の低い女子高生。読者の自分も、私も自分自身をこう思っていた学生時代を思い出して感情移入がしやすかったです。
恋のお相手は、みめの麗しい『しろつえのきみ』皆様が、ときたま駅で見かける白状をもった彼達の話です。作者様はよく、下調べをなさっていて、さらっと体に染み込むように物語をよめました。
正統派の純愛もの。

自分に自信がなく、明るく可愛い親友の引き立て役だと思ってしまう、そんな主人公の女の子。

ある日通学途中に見かけた白杖の彼に出会ったことで、そんな主人公が勇気を振り絞り、少しずつ変わっていきます。

それはやがてほのかな恋心に……

白杖の彼の想い、主人公の幼さも残る淡い想い、
二人の爽やかで初々しい想いが、とても素敵な文字で綴られ、読了後に爽やかな気持ちになれるそんな作品。

これぞ青春！という世界を覗いてみてください。

電車通学の彼女が出会ったのは、白杖を使う男の子でした。

その日は、いつもと変わりない毎日が始まるはずだった。
だけど、電車を乗り過ごす……そんな些細な事をキッカケに、彼女は彼と出会った。

彼はいつも、母親か駅員に手伝ってもらいながら出口まで行っていた。

だけど、ある日。
そんな彼に手を貸す人がいなかったのを見て……そして、彼女自身が一歩を踏み出す事で……本作は始まります。

地味目な主人公の、新たな一歩の果てにある結末を……是非とも見届けてください( ´∀｀ )