イチオシレビュー一覧

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誰の真似でもなく誰にも真似が出来ない個性的な一作です

  • 投稿者: コンゴウ   [2023年 12月 30日 17時 54分]
この作者さんの作風、個性的で実にクセになります。
誰の真似でもなく誰にも真似が出来ない、そんな感じですね。
次々に襲いくる不幸と不運に立ち向かうアラ還の主人公とその元・守護霊の仲がいいんだか悪いんだか分からないコンビ。
それが軽妙に、時にシリアスに、実に生き生きとしたやり取りで笑いと感動を与えてくれます。

個性があるということは読み手を選ぶことにもつながるので、万人受けはしないかもしれませんが、自分的にはハマったのでお勧めさせて頂きます。
ぜひ、本編をお読みください。

自分の守護霊様、何を怠けているの、と思った時に読む小説

あと一歩力が及ばない時、ありますよね。
努力の割に結果が伴わない時、ありますよね。
逆に実力以上の結果を出す人もいますよね。
その差は何かを考えた時、ちらりと自分以外の何かの力の差、ぶっちゃけ守護霊様の力の差なのでは、と思ったりするわけですよ。

そんな方にお勧めなのがこの小説です。

主人公はツキに見放されたアラ還の男です。
そんな男が自分の未熟な守護霊と対面し、互いの立場を本音で語り合い、協力して悪霊や地縛霊などと戦い、精神的に双方が成長していくストーリー。
読んでみて損はないと思います。

不思議な魅力にあふれた一作

  • 投稿者: カラミソ   [2023年 09月 05日 11時 48分]
不思議な魅力にあふれた作品です。
バイオレンスと優しさ、猛々しい文章と繊細な描写、相反するものが融合して独特のテイストを生み出しています。

そして、アラ還主人公と『落ちこぼ霊』と称される元・守護霊の成長物語でもあります。
この作品は長編ではありませんが、その成長ぶりがよく表現できていると思います。人はいくつになっても成長できるんだなと感じさせてくれました。
この辺りの構成力が作者さんの魅力のひとつですね。

ぜひ、ご一読を。

アラ還読者さんへのアラ還作者さんからのエール

  • 投稿者: ゆりくん   [2023年 08月 03日 18時 24分]
アラ還読者さんのためのアラ還作者さんによるエールというべき作品です。
他の年齢層の方が読まれても楽しめると思いますが、対象年齢の方には心に刺さる作品です。

主人公と本編のヒロインとも言うべき守護霊との心の交流と成長がしっかりと織り込まれ、最終章ではかなり胸に来ます。

どんなにぼっちだと思っている人であっても、決してぼっちではなく、死さえも始まりと感じさせるメッセージ性は、『死』を身近に感じられる年齢になった方ほど感情移入ができるかと思います。

心が後押しされたような気分になりました

  • 投稿者: miemie   [2023年 07月 21日 11時 02分]
この作品を読んで心が後押しされたような気分になりました。

バイオレンスの様相で始まる冒頭部ですが、ダメダメな主人公が自分のダメダメな守護霊と接しているうちに、人間として成長していく優しい物語です。
ローファンタジーではありますが、文芸に近い作品かもしれません。

特にラストは救われる思いです。
自分がついてないと思っている方、不遇だと思っている方、ぜひお読みください。
苦労されている方ほどぐっとくるラストです。

アラ還主人公に抵抗がなければ、きっとハマる

  • 投稿者: ぴぃ   [2023年 07月 17日 02時 38分]
一度、あらすじだけ読んで逃げてしまった私ですが、改めて1部分だけ読んでみようと思ったら、見事にハマり、一気に最後まで読んでしまいました。

アラ還の主人公に抵抗のある方もおられるでしょう。
抵抗のある方は無理して読まなくていいです。低評価をつけられるよりはいいですから。
でも、抵抗のない方は面白さにきっとハマると思いますので、ぜひご一読ください。

少年誌で連載してほしい作品

  • 投稿者: ころりん   [2023年 07月 06日 10時 01分]
ハチャメチャに面白い一作です。

守護霊との共同戦線に立たされざるを得なくなった主人公と、お調子者で血気盛んな落ちこぼれ女性守護霊とのケンカにも似たやり取りが楽しいです。

内容は不思議で怖い話なのですが、それを感じさせないギャグ寸前のコミカルな展開が笑いを誘います。

それとは逆に、アラ還を取り巻くブラックな職業描写はリアルすぎて、ある意味、悪霊とのバトルより怖いレベルです。

とにかく楽しいので、皆さん、ご一読を。
個人的には少年誌でコミカライズを希望します。

ついてないな、と思った時に読むべき一作

自分は負け組みか勝ち組か、そんなことを一度も考えない人はいないでしょう。

この小説の主人公はアラ還で明らかな負け組。その原因は、生まれる前に決められていた低スペックと低レベルな守護霊。

誰もがついていない時に考える、『守護霊さん、何をしとんねん』をコメディタッチで綴るこの作品は、負のオーラに負けそうな時にこそ読むべき小説です。
きっとあなたへのエールとなることでしょう。

コメディ要素あり、バトルアクションあり、とても楽しめ、元気になれます。

文章と構成の変幻自在っぷりが楽しい!

ファンタジー路線かと思えばリアルな職業描写がある文芸路線、ほのぼのした日常があると思えばハードなバトル、かと思えばギャグ、かと思えばシリアス‥‥これらが1章の中で目まぐるしく入れ替わるので、予想がつかない面白さがあります。

この変幻自在の流れは、卓越したプロット術がないと書けないかと思います。
まだ連載中なのですが、面白い作品なのでレビューさせて頂きました。

ただ1点、この作者さん、あまりあらすじが得意ではないのか、作品の良さを100%紹介出来ていないように思われます。あらすじだけで離れないようにお願いします。
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