イチオシレビュー一覧

本作の作者のソウ　マチさんは、ジュニア文庫の書籍化作家さんでいらっしゃいます。
なろうではエッセイを数多く執筆されていて、いつもその勢いと度肝を抜かれる発想でとても楽しい作品を生み出されているのですが、本作は普段の楽しいテイストもありながら、色々と考えさせられることが多かったです。

書籍化した際にひとつのキーとなるのは、やはり売上だと思います。
売れれば続刊が出る可能性が高いですし、逆に売れなければそこで打ち切りになってしまうこともある。
勿論多くのひとは、本がとにかく多く売れてほしいと思うでしょう。

しかし、ソウさんはその中において、或るひとつの決断を下します。
一体どういう決断をしたのか――個人的にとても感動しました。
本を読んでもらうということについて改めて考えさせられる作品、おすすめです。