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共に覚悟を感じられる婚約破棄物語でした

 フォーネは婚約者である第1王子ヒルリアから、立太子を行う前日に婚約破棄を告げられそれを受け入れたのだが、また会おうという言葉を残して消えることにして……。

 この婚約破棄物語では、馬鹿馬鹿しい理由で婚約破棄をしようとしたのではなく、彼女のことを思ってこその悲しい理由がありました。
 そのため、彼女もそのことは理解しつつも、彼を思ってこその婚約破棄を一旦受け入れたのです。
 本当に共に覚悟を感じられる婚約物語で、その強さに思わず惹きつけられました。
 きっとその覚悟や誠実さが報われたのでしょう。
 2人とも報われるラストになっております。
 どんな風に婚約破棄をされて、どんな風に婚約を望んだのか?
 本当にとても素敵な作品です。
 是非2人の覚悟を一緒に受けとめませんか?
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