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そう自らがヒロインを凌駕する力を持つと思い込んでいた王太子は「最初から蚊帳の外」だったのです。ヒロインは王太子は全く関係がないところで幸せになるのです。

  • 投稿者: 水渕成分   [2023年 10月 30日 04時 57分]
8000字ジャストの異世界恋愛です。

ヒロインは聖女のヒラリー。冒頭で王太子から「聖女の任を解く」と通告されます。理由は王太子の色目を使ったあげく、王太子妃クレマンスの悪評を流したからとのこと。

全くもって身に覚えのない言いがかりにヒラリーは当惑します。しかも王太子は自分の側室になれば神殿に残ることを許すと言ってきます。

王太子の所業は自分がヒラリーなどよりも遙かに力を持っている。その確信から来る行動でしょう。だけどその確信が事実ではないとしたら?

そう自らがヒロインを凌駕する力を持つと思い込んでいた王太子は「最初から蚊帳の外」だったのです。ヒロインは王太子は全く関係がないところで幸せになるのです。
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