イチオシレビュー一覧

本作の視点人物は、男子小学生のタケル君。
図書館からの帰り道にバス停へ視線を向けた所、時刻表を見つめながら困っている御婆さんの姿を発見したのでした。
どうやら御婆さんは、どのバスに乗ればいいのか迷っているようです。
確かにバスの路線図は複雑ですし、時として枝分かれしていますからね。
しかも目当てとするバス停が難読地名の土地ならば、その難易度は一層に跳ね上がるでしょう。
そうして困っている時に聡明で親切な子に手助けして貰えると、本当に心強く感じられますね。
『街中に降る幻想の雪』企画の参加作品である本作は、聡明で親切な小学生と御婆さんの、ほのぼのとした交流の物語です。