イチオシレビュー一覧

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キス顔を見て、しまった……



 課題を終えた23時。ふと、二階の窓ガラスから見降ろした。薄暗い夜道を照らす外灯に人影。目を疑った。
 そこには、初めて同じクラスになった宮月さんがいた。いつも見てるだけの女子……
 
 申し訳ないとは思いつつ、気になって彼女の後を追うと、鼎神社という、三日月の晩に詣出ると恋愛成就する言い伝えがある神社に、彼女は来た。
 言い伝えでは願った直後、キス顔をするという不思議な決まりがそこにはあるのだが。

 僕はその……宮月さんのキス顔を見て、しまった。

 すると宮月さんが僕に気づき────……



 1000文字と読みやすい文字数の作品ですし、通りすがりに気になりましたら、ぽちっとタイトルに触れて読んでみてください。

 雰囲気のある、夜の静寂さが素敵な作品です。


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