イチオシレビュー一覧

タイトルにある、『その恋』とはどんな恋でしょうか。
恋にも色々ありますが、こちらの作品は『初恋』

同じ孤児院で過ごし、互いに惹かれ合うようになる、シンシアとティモシー。
それは成長しても変わらない。いや、より一層、強くなる。
それぞれ別の道を行くことになってしまったからだ。

再会を約束する二人。
自然に任せることなく、二人は動き出します。

その努力が報われるのか、どうか。
是非、その目で確かめてください。
素敵なハッピーエンドをご覧いただけるでしょう。

ターラント孤児院にいたシンシアとティモシー。
どんな無茶なことをしても、どれだけ大人に怒られても、君の笑顔が見られたらそれでよかった。――そんな無邪気な日々は、大人たちの思惑によって終わってしまう。

「ティモシー、君の父親だ。急遽君をションバーグ公爵家で引き取ることになった」
「シンシア。私はお前さんをモンベリアル伯爵家で引き取りたいと思っている」

お互いに宝石のようだと言った瞳が、悲しみに暮れる。
だけど二人は、希望を捨てない。

「どれだけ離れ離れになっても、絶対に迎えに行く」

過酷な環境に置かれても諦めないティモシーと、ティモシーに会うために弱さを克服していくシンシア。
相手のもとへ向かおうとし、そのたびにすれ違ってしまう二人。再会は、叶うのか。
切なくもあたたかくなるラブストーリーです。

同じ孤児院に暮らしていたティムとシンシア。
シンシアが重い喘息を患っていたこともあって、心優しいティムはいつも体調を気にかけていた。そんな聡明な男の子は突然、とある貴族に引き取られてしまう。突然訪れた別れにも負けず、シンシアは絶対に再会するんだの気持ちで頑張っていく。それはティムも同じで――

ついに交錯したふたりの運命がどうなるのかは、読んでのお楽しみ。作者様渾身のロマンティックな『メッセージ・ジュエリー』と共に、眩しくてピュアな初恋物語を、お楽しみください！

孤児院で出会った、シンシアとティモシー。
身体の弱いシンシアを、いつも優しく気遣うティム。
図書室で宝石図鑑を見ながら、お互いに恋心を自覚するシーンが、とても心に残ります。

その後、それぞれ別の道を歩みながら。
初恋の気持ちを忘れずに、どうにか再会する手立てを考えて。
離れていても真っ直ぐに、お互いを思い続けるピュアな２人を、必ず応援したくなります！

ティムとシンシアの、宝石の様にキラキラ輝く初恋の行方を、ぜひ追いかけてみてください♪