イチオシレビュー一覧

８０４１字の異世界恋愛です。

ヒロインは公爵令嬢のジャニス。王太子の婚約者でしたが、冒頭から可憐なる令嬢を抱えた王太子から婚約破棄を宣告されます。

そこでジャニスが取った行動は……

懐刀をもって、可憐なる令嬢と王太子を次々刺す。何故か二人とも砂のように崩れ落ち、その姿を消してしまいます。

城の魔術師はジャニスを咎めますが、これには事情があったのです。

可憐なる令嬢の正体は魔物。それと交わった王太子も魔物化。国を救うには早急に二人を倒すしかなかった。

そして今、ジャニスは自ら「浄化の木」となり、魔物の毒の浄化に努めています。国は平和になり、渡り鳥たちとの会話を楽しんで過ごすジャニス。

そこへ訪ねてきたのは城の魔術師。木の正体がジャニスであることを知っているようですが……

ヒロインは平和のため我が身を捨て、木になっています。でも見守っている人はいます。ハピエンです。