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七つ星は七色の虹の七つの音階を繋いで季節を駆け上がる

 本作は、夏という季節をもう少しで迎えようとする、満天星躑躅が綺麗に花咲く頃である菖蒲月(5月)の詩となります。
 ここでは、かんむり座の七つ星、虹の七色、そしてドレミファソラシと音階の七音を重ねて作られていらっしゃると、「7」という数字が深く関わっているのです。
 正直に申しまして、その素晴らしさをどう伝えたら良いのか分かりません。 
 ただ、最初から惹き込まれる詩ではありましたが、私は「七つの光は オクターブのように まるで一音ずつ 季節を駆け上がる」というフレーズに触れた時、それは大げさかもしれませんが、まるで宇宙と地球に大きな切っても切り離せない絆のようなものを感じられて、本当に神秘的で素敵に感じました。
 私は去年の6月に拝読し、5月に拝読出来なかったことを深く後悔しました。
 だからこそ5月である今に、皆様には優しく背中を押してくれる美しいこの詩を是非ともご覧いただきたいです。
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