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長門よ永遠に、戦後に生き残った彼女は何を見たのか。

戦艦「長門」、日本海軍の象徴として長らく君臨していた彼女は日本海軍最後の、そして唯一の稼働可能な戦艦として終戦の時を迎えた。

彼女の最後は原爆実験により、誰に看取られるでもなく海中に没する寂しい最期だった。それはまるで大日本帝国の姿そのものといえた。

もし、そんな長門が戦後に生き残っていればどうだっただろうか。これはそんな長門の物語。

なにも敵と砲火を交えるだけが戦艦の役目ではない。戦艦の話と言えば、華々しい海戦を想像するのだが、この物語はそれとは違う、戦後の物語。

僅なエピソードで鋭く戦後の情勢、自衛隊の在り方の問題点まで指摘した傑作。

改憲が俎上に上がる今だからこそ、読んでほしい。

戦艦長門 Ifルート トゥルーエンド

  • 投稿者: ジャム   [2013年 02月 23日 21時 05分]
戦艦『長門』

アメリカの核実験の標的にされた後、夜半誰にも看取られずに海中に没するという、あまりに切ない最期を迎えた彼女。

もし、そんな彼女の戦後史に、Ifがあれば?これはそんなお話。

酸いも甘いも味わった彼女の生涯を、彼女と共に生きた男たちの視点から振り返る。

大日本帝国海軍や、自衛隊などの泣けるエピソードが好きな方にオススメです。

彼女の最期の『ごほうこう』をみよ!
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