イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

10000文字以内で繰り広げられる胸打つ展開がここに

 人間の中にはごく稀に、巨大人型ロボである機鎧(きがい)に変身できる機人(きびと)と呼ばれる突然変異種が生まれることがあり、実際に機鎧に自分以外の孤児院の人を殺されたゼルはスリをしながら生きながらえ、復讐を誓っていた。

 壮大な設定で繰り広げれる物語であるため、展開もドキドキハラハラとする胸圧の状態になってしまいます。
 様々な謎を散りばめながらもしっかりと物語と完結しており、読みやすくて楽しめる作品です。
 是非今一度ご覧ください。

迫力あるロボットアクションと土台となる人間ドラマ。そして、このドラマはまだ始まったばかりなのでしょう。

  • 投稿者: 水渕成分   [2024年 06月 30日 06時 31分]
9932字のハイファンタジー。恋愛描写の名手である作者様ですが、こういうジャンルもお上手なのです。

舞台は人型巨大ロボ機鎧(きがい)に変身できる機人(きびと)が圧倒的な世界を持っている世界。

孤児院出身の少年は自分以外の孤児院の人間を殺され、仇を取るためスリをしながら生き延びています。

ところがある日スリに失敗して捕まったところを、三人の女性と一匹の猫を連れた不思議な青年に助けられます。

青年たちと別れた後、仇を見つけた少年ですが、何と仇は機鎧! 絶体絶命の少年を助けたのはさっきの青年たち。青年たちも機鎧に変身します。

迫力あるロボットアクションと土台となる人間ドラマ。そして、このドラマはまだ始まったばかりなのでしょう。

それは、世界へ向けた反撃の狼煙

本作はかつて間咲正樹氏により紡がれし異世界ファンタジー作品の短篇版である。

ちなみに本編は――。

とにかく本作をまず読んでいただきたい。

機人という特殊な存在が生まれるようになった世界にて、その機人の力を借りて不条理なる作中世界に対する反撃の狼煙を上げた主人公達の大いなる戦いの序章は、絶対あなたにぶっ刺さりますから。
↑ページトップへ