イチオシレビュー一覧

おれの名前は「ねこさん」じゃない！！ ((主張))

「わたし」と「きくち」の交流がとても優しい気持ちにさせてくれる、そんな素敵な短編です。(ФωФ)♪♪

童話ジャンルになっているだけあり、お子さんでも楽しめるような仕上がりになっていると思います。

柔らかで、優しい、そんな世界。
それはとても理想的なものですね。

みなさま、よければぜひ、読んでみてください！m(_ _)m

一般的に猫には「誇り高い動物」というイメージが御座いますね。
本作に登場する「きくちさん」も例外ではなく、非常に誇り高い猫なのです。
何しろ飼い主である「わたし」のつけてくれた「きくちさん」という呼び方ではないと駄目で、他の猫と十把一絡げに「ねこさん」と呼ばれると不機嫌になってしまうのですから。
しかしながら、それは猫の「きくちさん」が、「わたし」につけて貰った「きくちさん」という自分の名前を如何に大切にしているかという気持ちの表れであり、「きくちさん」と「わたし」の絆の証なのですね。
「菊池祭り」の参加作品である本作は、愛猫家の方にはたまらないキュートな一作であり、命名に基づく絆の物語でもあるのです。