イチオシレビュー一覧

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聞きかじった知識の過信と目上の人間への不遜な態度は、どこの世界でも御法度です。

信号無視のトラックに撥ねられ、異世界に転生した男子高校生。
彼はラノベで異世界転生という概念を予め把握していたので、女神様にチート能力を授かった上で異世界へ送られた際に、こう考えたのでした。
「これで無双出来る」と。
しかし大切なのは、彼が予め把握した(※と思っていた)異世界転生の概念はラノベに書いてあった物であり、本番は今回が初めてという事です。
そして忘れてはならないのは、事故死した直後に女神様と出会うというのは人知を越えた状況って事です。
先方様は人知を越えた存在なのですから、相応に襟を正して臨まないといけませんよね。
生兵法は大怪我の元。
鳩に三枝の礼あり、烏に反哺の孝あり。
これら先人達の言葉が改めて実感出来る、教訓的な御話です。

異世界転生? ナメてんの?

異世界転生。
異世界転移や異世界召喚と並び立つ、星の数ほどこの世に誕生したいちジャンルである。

そして本作は、そんな異世界転生系のお話である。
だがその前に読者のみなさん……主人公にとってのご都合主義満載な異世界転生系の物語を読んでいて、楽しむ一方でちょっとこれは違うんじゃないかと思った事はありませんか?

ちなみに私はあります。
そして本作はそんなちょっと違う部分に切り込んだまさかな物語となっております。

異世界転生モノをこれから書こうと思っているそこのあなた……今一度、本作をお読みくださいませ。

異世界転生の見方が変わること間違いなしですよ(ΦωΦ)フフフ…
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