イチオシレビュー一覧

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どんな経済小説より会社員心理をリアルに描いた短編ハイファンタジー

ふと頭をよぎる問い、
「わたしはどうしてここでこんな仕事をしているんだろう」
会社員なら一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
そう思いながら、主人公は絶賛スランプ中。なにせ、出世頭の主人公に命じられた職務は、異世界でしょうゆを売ってこい、なのだから……。
けれど、仕事終わりのとある金曜、立ち寄った日本料理店での小さな出会いを通して、そんな主人公に変化が訪れます。
明日からまたがんばろう、そっと背中を押してくれるお話です。

全てのしがないサラリーマンに贈りたい小品

  • 投稿者: Aju   [2024年 10月 03日 14時 13分]
笑って泣いて・・・。
小さな短編世界の中で、けっこう忙しい感情の起伏を楽しめます。
異世界で醤油を売る——。
そんな社命を背負って異世界へと転勤してきたサラリーマン。
未来屋ワールドでのそんな設定に、まず笑います。
そして未来屋さまならではの食レポ描写。
その先に・・・・おっと、ネタバレになるので言いません。
泣きます。
Ajuは泣きました。
うん! 明日からも頑張ろう!
そう思える珠玉の掌編ですよ。
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