イチオシレビュー一覧

アレンシアが目覚めた時、前世の記憶が甦っていた。
小説の表紙ではファディス皇太子と仲睦まじい自分がいて、後ろでは悔しそうにしている男爵令嬢。
しかし、現実はファディスが男爵令嬢と仲良くしているのだ。
アレンシアは勿論ファディスを愛していないし、
ファディスも男爵令嬢と仲良くしていて、こっちを見ようともしないのだ。
小説の表紙には溺愛してくる皇太子殿下と有るが、
溺愛しているのはどう見ても自分ではなく、男爵令嬢である。
このまま、時の流れに身を委ねてファディスと結婚するなんて、とても遺憾なので罠にかける事にしたのだ。
アレンシアの考えた罠とはどんな罠だったのか？
そして、アレンシアは新たな男性と巡り合う事が出来たのでしょうか？
前世の記憶が甦った女が、自分の道を自ら変えて未来へと歩んで行く物語です。