イチオシレビュー一覧

梅雨の時期に限らず、雨の日は憂鬱という方も多いことでしょう。雨が降らなければ水不足で困ることはわかってはいても、外出や行動に制限がでてしまいますものね。大人でさえそうなのですから、小さな子どもたちにとってはなおさら雨が止むのは待ち遠しいことに違いありません。

さて、この物語の主人公はちょっと偏屈な魔女のおばあさん。おばあさんは、雨を止ませることができる魔法の庭があるお家に住んでいます。ただし雨を止ませる魔法に必要なのは、元気いっぱいの子どもたちの想像力。そのため静かな生活を好んでいるにもかかわらず、毎回仕方なく子どもたちを家に招き入れ話をすることになっているのです。

子どもたちの突拍子もない想像に振り回されていたはずの魔女ですが、子どもたちの純粋な気持ちはいつの間にかおばあさんの心を優しく溶かしはじめて……。さあ、冒険の準備はできましたか？　雨上がりに外へ出かけたくなる素敵な作品です。

「小説家になろう　冬の童話祭２０２５　冒険にでかけよう」参加作品です。

文字数は５３７８字で、ジャンルはもちろん童話です。

主人公は一人の魔女。かなり年齢はいっているようで、腰痛が悩みの種です。

そんな魔女にもう一つ憂鬱な話が。降り続く大雨。魔女は水晶玉と子どもたちの想像力の力で自らの家の庭を空想の森に変えて、雨をやませるのです。

憂鬱に思っていた魔女ですが、子どもたちの自由な想像力に引っ張られ、気持ちも明るく変わっていきます。

子どもたちの自由な想像力は魔女の憂鬱な気持ちも吹き飛ばします。さあ、空想の森の冒険へ。

雨が今日も降っています。そして、魔女の魔法は雨をやませるために使われます。だから、今日もひっそり暮らしていたい魔女の元に子どもたちがやってくるのです。
だけど、魔女は言うのです。

「雨が止んだらどうなるか、想像してごらん」と。

魔法に必要なのは、子どもたちの想像力。そして、子ども達が水晶球の中を覗き込むと、水晶の中には想像したものが現れるのです。だけど、気づいてしまうのです。
魔女の庭が、その水晶の中の様子に変わっていくことに。

そんな子どもたちの想像力は無限に広がっていきます。
そんな子ども達の空想の中で造られる庭で繰り広げられる楽しい冒険の扉を、あなたも一緒に開いてみませんか？

数行読んだところで気づきました。
この作品、すごくイイぞ！　と。

こちらの作品は「冬の童話祭2025」に参加している作品を読み、勉強をしようと検索した時に巡りあいました。

腰が痛くてどこにも行けないと思っている魔女と、大雨が降るたびに街からやってくる子供たち。
魔女は子供たちの想像力を借りて雨を晴らしていたけれど、その力を思わぬ方向に発揮され、ちいさな冒険へ出かけることになるのです。
子供たちの純粋な想像力と優しさは、凝り固まっていた魔女に元気を与えます。

リアルで働きづめになり、どこにも行けないんだ、と疲れ切っている大人にこそぜひ読んでいただきたい名作です。

「総合評価　840ポイント　順位　2位」

「わくわくする童話が好きな人におすすめ」

この小説の舞台は、雨中の魔女の庭だ

女の子たちが魔女の水晶球の中で自由でいたずらな想像を膨らませる

魔女の手のひらの上にはおさまらない子供たちが魅力的で楽しい童話だ

総合評価　　　　　★★★★★★★★〇〇840/1000ポイント

この作品の詳細については以下のＵＲＬをご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n5758jx/

冬童話「冒険」をテーマにした、優しい五千字強の物語です。
腰の曲がった魔女のおばあさんは、雨がふると、やれやれと扉を開けます。
それは、魔法のはじまりの合図。
魔女にとっては「長雨を止ませること」。そのためだけに庭が存在するのですから。

魔女の魔法には、町の子どもたちの空想とことばが必要です。
だから、うるさいのは嫌だけれど子どもたちを招きます。
その日も、ただ雨を止ませるため。
それだけだったはずですが……？

子どもたちのイメージはとどまることなくきらめいて、まるで、それこそが魔法のよう。仕掛けをほどこした魔女もたじたじです！

さあ、皆さんも招かれてみませんか？
鬱々とした雨が止むところ。心弾む明るい日差し。
素敵なものをたくさん想像してみましょう。
ふしぎな、魔女の庭へ――

∀・)こんにちわぁ。中学生時代に学校に実は謎の地下通路があってその先に謎の研究施設があるんじゃあないかと想像する事が大好きな少年だった初代からのバイオファンで～す♪♪♪いでっちで～す♪♪♪


∀・)本作は短編童話になります。今作はなろう公式企画の「冬の童話祭2025」の参加作品になります。主人公は大雨にて憂鬱なひとときを過ごす老婆の魔女。大雨が降るからお家にやってくる子供たちの相手もしないといけないのですね。しかし魔女はその子供たちの想像を魔法で具現化することができて――


∀・)退屈な日常もワクワクするような想像と創造で素敵なものに変えることができる。それが創作におけるロマンじゃないかと本作は教えてくれます。「冒険とは何か？」をこの素敵な童話に登場する魔女と子供達と見つけにゆきませんか？それこそ“素敵な冒険”にきっとなる事でしょう――