イチオシレビュー一覧

「コポコポ」というのは…
そう。「カプセルの液体の中で自動で全身を治療する装置」の事である。
ある治療マシンメーカーの社員は、契約が成功すれば大きな利益が見込める火星軍に、新型の治療装置の売り込みに訪れた。
火星軍には旧型の治療装置しかない。あの「コポコポ」とうるさい音のするレトロなタイプだ。
「勝てる」とニヤリと口角を上げる社員。
取引先相手の火星軍の司令官に新型の性能の証明を求められ、旧型との比較検証をするが。
まさかの敗北。
そして、敏腕治療マシンメーカー社員の壮絶な戦いが始まるのだった。
なお、本作はSFである。コメディーではない。決して！
是非ご一読下さい。

　突き詰めると、どちらがより　”セクシー”か？　という胡散臭いコンサルタント的な命題なわけで。（S次郎構文ではありません。）

　たとえ火星人が相手であっても、火星語（？）がどれだけ堪能であろうとも、顧客のニーズを掴めなければ、売り上げにはつながらないのだ、ということでひとつ。デュフコポコポォ。

　さらに、コポコポ溶液という消耗品が無いと、売った後の企業の利益が、ですね（せちがらい）メンテナンスや保守には、お金が出づらいのは、なぁぜなぜ。