イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

全てがうまくいっている時に言われた衝撃の言葉。しかし……ハピエンです。

  • 投稿者: 水渕成分   [2025年 02月 28日 05時 06分]
10168字の異世界恋愛です。

ヒロインは元侯爵令嬢にして、現在は伯爵夫人のマリアンヌ。

マリアンヌの実家は名家と言われる家柄。通常でしたら政略結婚になるのしてもそれなりの家に嫁ぐことになります。

ところがマリアンヌは四女。結婚させるにももはや持参金は用意できないと父たる侯爵に言われる始末。

ところがそんなマリアンヌに新興の地方伯爵家から縁談の申し込みが。しかも持参金不要の好条件。

難点を言えば、王都から四十日もかかる辺境の地。ところがその地でマリアンヌは大歓迎を受けます。

このことで張り切るマリアンヌ。伯爵領の発展に手腕を発揮します。

まさに良いことずくめのこの婚姻。ところがある日、夫である伯爵から「私は間違えて君を娶った。本当は別の女性と結婚するはずだった」と告白され……

全てがうまくいっている時に言われた衝撃の言葉。しかし……ハピエンです。

ひと違いで求婚された公爵令嬢は辺境で幸せになる

四女って、そりゃないでしょう。
というテーマかなと思ったら、ヒロインは自分自身の身の上を不満に思いつつも、現状を良くするための努力を惜しまない真っすぐな性格で好感が持てました。

嫁入り先の領地のことを熱心に学び、領地を発展させるための打開策を提案し、実家との縁やコネを頼りに、領地を発展させました。人柄もよく領民に好かれ、【(すり減らない)金のわらじを履いてでも探したい理想の嫁さん】がヒロインです。

領地運営の手腕を発揮する優秀なヒロインの活躍をお楽しみください。
↑ページトップへ