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『宗教二世』の苦しみからの解放をつづった、必読のエッセイ

  • 投稿者: よなぷー   [2025年 04月 07日 07時 40分]
これは一人の女性の苦しく辛い――そして救いのある半生の話。
痛ましい某事件で世間に再浮上した『宗教二世』の問題。
この女性はまさしくその『宗教二世』であり、親から信者から長老から、信仰という名の鎖でがんじがらめの生活を送らされます。
そのためいじめに遭ったり、家族から猿以下とののしられたり、およそ人間らしい扱いを受けることなく日々を過ごしていきます。
この辺りは読んでいるこちら側も苦しくなるぐらい、彼女の不幸が胸に突き刺さってきます。
しかしそんな中でも、彼女は創作という居場所を見つけ、今の旦那さんと出会い、逆境から幸せを掴んでいきます。
ぜひ多くの方にお読みいただき、生きることの意味と指針を得ていただければ、と願ってやみません。
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