イチオシレビュー一覧
▽レビューを書くほとんどが「幽霊部員」の文芸部。主人公で一年生の部員、式部颯くんは、見えるものが文字に変換されてしまう特異体質。
一年上の先輩で文芸部長の東雲さんのアダナは「幽霊さん」。式部くんと東雲さんの、どこか噛み合ってないけど、ついつい聞き耳をたててしまうような会話で物語は進みます。
式部くんの視界を覆っていく文字、東雲さんが読む小説の文字、式部くんが綴る小説の文字、その原稿に東雲さんが書きこむ文字――いろいろな文字が、ぎこくちなく不器用に交錯するなかで、ひとつだけ文字にならない、文字にしたくない、名前のない感情。
視界が文字になってしまうという奇抜な設定の意味が最後にわかる、心惹かれる一篇でした!
一年上の先輩で文芸部長の東雲さんのアダナは「幽霊さん」。式部くんと東雲さんの、どこか噛み合ってないけど、ついつい聞き耳をたててしまうような会話で物語は進みます。
式部くんの視界を覆っていく文字、東雲さんが読む小説の文字、式部くんが綴る小説の文字、その原稿に東雲さんが書きこむ文字――いろいろな文字が、ぎこくちなく不器用に交錯するなかで、ひとつだけ文字にならない、文字にしたくない、名前のない感情。
視界が文字になってしまうという奇抜な設定の意味が最後にわかる、心惹かれる一篇でした!
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