イチオシレビュー一覧

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これは、言葉ではなく“知性と策謀”で世界が揺れる、ハッカー×公安×サスペンスの最前線だ。

最初はまるで映画のようなスピード感で、現代社会の“もろさ”と“危うさ”を見せつけられます。

でも物語が進むにつれて、ただのテロや陰謀だけじゃない、“知性”と“仕掛け”の世界が広がっていきます。
ダ・ヴィンチの鏡文字に隠された暗号、美術館に潜むパズル、そして読者すらも一度信じかけた「コロッセオへの誘導」が、まさかのミスリードだったと気づいた瞬間――まるで椅子から転げ落ちるような衝撃が待っていました。

キャラクターたちもとても魅力的です。
冷静で才能あふれる真木、勘の鋭い椎名、実直な望月、そして判断を下す黒田部長。それぞれがそれぞれの視点で事件を見ていて、チームとして動いていく感じがとても気持ち良いです。

毎話ごとに“この先どうなるの?”というワクワクと、ちょっと背筋が寒くなるような緊張感があり、読む手が止まりません。、読者を欺く仕掛けそのものが魅力です!

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