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自信のなさから好意を受け止められなかった。せめて時間の経過が主人公にとってのいい思い出に変えてくれますように。

  • 投稿者: 水渕成分   [2025年 06月 26日 04時 48分]
Aju様との「書き出しコラボ作品」です。

同じ書き出しからどう話を広げるか、作家さんの個性が出ますね。

5345字の純文学。そのうち200字ほどが共通書き出しになっていますね。

主人公は大学生だった僕。思い出話として物語は展開します。

主人公は自分に自信が持てません。自分をネクラで陰気(今の言葉だと「陰キャ」ですが)だと思っています。でもこのことは多くの男子大学生でありえたことですよね。

そんな彼に声をかけてくれるのは「ユカリ先輩」。ただ、「ユカリ先輩」からの遠回しの好意を、自信のなさから受け止められず……

自信のなさから好意を受け止められなかった。せめて時間の経過が主人公にとってのいい思い出に変えてくれますように。
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