イチオシレビュー一覧

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シリアスとギャグ。メリハリの利いた話運びが魅力です

 人間臭い陰の面を持ったキャラクターたちの心理描写。その人格からぶれない行動。そしてグロテスクに描写された怪物との戦闘では、キャラや怪物の「痛み」すら感じさせるハードさ。
 ヒーローではない人間と、化物との殺し合いが醸し出す雰囲気。そうしたシリアスな空気の一方で、躊躇なく変人性をさらけ出す味わいの濃厚なキャラクター。真剣な話をしていたかと思いきや、誰かの言動をきっかけに場が一気にギャグモードへと変貌。そんな雰囲気のギャップが話にメリハリを生み出し、読み手を飽きさせずに話を転がしていきます。
 この拙いレビューではこの物語の魅力を伝えきれたとは到底言えません。百聞は一見にしかず。もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、とにかく目を通して見て下さい。
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