イチオシレビュー一覧

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リィティカ・シューリン・シュヴァルエ神万万万歳

  • 投稿者: aka   [2023年 08月 07日 07時 08分 ()]
最高の物語です。

飽きることなく読み進めるほど続きが楽しみになっていく作品で、主人公の生き様を通していたるところで新しい価値観を教えてくれます。

丁寧語語りは初めてでしたが、違和感なくむしろ新鮮で読んでいて楽しかったです。

物語中の劇や神話になぞらえた言い回しや政治的な駆け引きに限らず日常にもある含みのあるやりとりにも深みがあり、ときどき意味を考えこむこともあったのがおもしろかったです。特にシャルティア先生との会話は見ていて楽しかったです。

心に焼き付く個性溢れる人々、
鳥肌沸き立つ狂気を孕んだ戦い、
人間の複雑な感情や、教育関連の概念や考え方に対する繊密な描写と表現の豊かさ、
読み進めるほど滲み出てくる主人公の、人々の、世界の全容など、
読者を魅了する要素があります。
生徒との毎度のオシオキ悶着もその1つです。

また読み返そうと思います。

いわゆる【なろう小説】が飽きた人へ 

  • 投稿者: おつる   [2021年 03月 12日 18時 28分 ()]
3年以上前からブックマークし、今でも更新される度に喜んでいます。このような作品を生み出してくださった作者様に感謝致します。

王道のファンタジーながらも、シリアスと日常のバランスが良く、
テンポよく読むことができます。

何よりも主人公を含めた登場人物全てが魅力的です。
いわゆるモブと呼ばれる様な、主人公を持ち上げるためだけに現れるキャラクターなどはおらず深みのあるストーリーを楽しむことができます。

主人公と生徒たちの掛け合いはいつまでも読みたくなるそんな素敵な作品です。

是非とも一読し、リーングラードの世界観を味わって頂きたいです。

面白い、泣ける、感動する、納得する。

  • 投稿者: ITU_o   [2021年 01月 25日 15時 47分]
更新が再開されたのが嬉しくて、勢いでレビューします。

異世界物でヒーロー物で、学園物。生徒と先生が成長する姿が心にしみる。
世界観、キャラクター共に随分と練られており、作者の愛情が伝わってくる。

なろうの中でも屈指の読み応えではなかろうか。

主人公ヨシュアンの不器用さと強さが、ついつい目が離せなくなり、5人の生徒を始めとする生徒たちがどんなふうに頑張るのか、課題を克服するのかが気になってしょうがない。周りの登場人物の主人公たちに向ける愛情、敬意が感じられてやり取りも心地よい。

これに加えて英雄譚を兼ねているので、飽きない。中盤以後、敵役も取り巻く登場人物も少し増えてきたので、今後の展開がちょっと心配だけど、この凝った世界観を創った作者の力量に期待!
活動報告に外伝があるので、まとめて読むのは少し面倒。
でも、
こんな小説を投稿してくれた作者に感謝!
祝!更新!おかえりなさい。

教える人は、教えられる人

  • 投稿者: 宵凪海理   [2019年 08月 17日 00時 25分]
リスリア王国ではじまった特殊なプログラム。
その名も『義務教育推進計画』。
試験的に設けられた学院で、計画を成功に導くために教師として送り込まれたヨシュアン・グラム。
彼が、生徒たちに多くを教え、同時に教えられる話。
生徒たちを導く者として、ハードルをがんがん上げていくときもありますが。
守る為に力を揮える立派な人です。
生徒たちと教師。保護者や他国の諜報員などキャラが多いですが、誰もが光る物を持っている良作。

ペラペラに飽きた貴方に届けたい

  • 投稿者: shimon   [2019年 02月 27日 06時 45分]
お目汚し失礼いたします。皆様の関心がこの小説に少しでも向けば幸いです。

主人公ヨシュアン・グラムは血に染まりながら、血に染めながらも進んだ。そして壊れた。
しかし道は続く。始まるは義務教育推進計画。その教師としてヨシュアンは選ばれた。
担当クラスの生徒は個性溢れる5人。わがままフリル娘、したたかストレート娘、無口系基準なし娘、摩訶不思議エルフ 、気弱純真娘 。まぜるな危険を体現したクラスで織りなすファンタジー。
煽る生徒に、飛ぶげんこつ。迷う生徒に、導く教師。壊れた教師に、与える生徒。
巡り繋がる1年間の学園生活がここにはある。

キャラクターは笑って、怒って、想って、傷つき、生きている。そんな事が無いのは知っているけど、あって欲しいと思ってしまう。勇者が魔王を倒す勧善懲悪ではない。俺TUEEEのような爽快感溢れる物語でもない。闘争には理論があって、強さには犠牲が伴う、そんな物語だ。

笑いあり、涙あり、感動ありの王道学園ファンタジー

 まだまだ自分が読んできた小説というのは少ないのですが、この作品は中でも異彩の面白さを持っていると思います。
『なろう』に多くあるファンタジー作品とは一味違う。読めばそれを実感できると思います。

 内紛によって引き起こされた悲劇。
 主人公ヨシュアン・グラム。彼もまた、その悲劇に巻き込まれ傷を負った一人でした。
 ある日彼は、王の命によって発案された『義務教育計画』その教師の一人として赴任される事になる。
 そして出逢う、五人の生徒たち。
 そんな彼らに降り掛かるのは様々な魔の手。 

 これは血に濡れた過去を生き抜いたヨシュアンが、生徒を育て、守りながらも、失った感情を取り戻していく物語。

 素晴らしい学園ファンタジーです。
 まだ読んだことのない人は、是非読んでみてください。

 

旅人は子供達の未来をみるか?

 内紛により荒廃したリスリア王国。多くの血が流れた大地は、賢王ランスバールのもと復興途上の時勢。魔法具職人にして国最強の術式師が一人、ヨシュアン・グラムは、義務教育制度の試験校で教師をしろと命令を受ける。逆らうことの出来なかった彼は、嫌々ながらも学校へ赴任。一癖も二癖もある生徒や教師陣と日々戯れつつ、様々な陰謀と対峙する日々へ身を投じる。
 子供達の未来をみる教師は、やがて己が内の傷を受け止め未来に向かえるか? 旅人とは、ヨシュアンの過去、魔獣、そして天上大陸の謎とは?

 異世界に潜む様々な謎と、幾人もの過去と想いが交差する。これは、成長と再生の物語。

教育と再生の物語。

  • 投稿者: 退会済み   [2013年 11月 08日 02時 25分]
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 『リーングラードの学び舎より』。これは再生の物語だ。

 作家はここで、ひとりの、戦乱の只中で人格を壊された青年が、教育を通じ感性を取り戻す過程を秀逸に描き出している。

 物語は、革命のさなか、「貴族殺し」の異名をとるほど殺戮を重ねたこの若者が教師として選任される場面から始まる。

 その設定にこそ意外性はないが、この作者の、文中の些細な描写からひとつの「世界」を浮かび上がらせてゆく手際は尋常ではない。

 「赤いの」、「白いの」、「ランスバール革命」、「十年地獄」、「戦略級術式」といったほとんど意味不明な言葉のひとつひとつにたしかな意味があり、広大な架空世界の一端を示していることに気づいたとき、読者はこの作品に夢中になっているだろう。

 表面的な派手さはさほどでもないが、現在の「小説家になろう」でも屈指の傑作である。ぜひあなたもご一読し、その世界の広さと深さに感嘆してほしい。

最高の王道ファンタジー。魂が震えるような物語をみたければこれを見ろ!

  • 投稿者: てれびん   [2013年 11月 03日 00時 32分]
ぼくが読んできた中でも最高の王道ファンタジーだ。物語は戦後の復興制作のひとつとして義務教育を施行するところから始まる。
教員として選抜されたヨシュアン・グラムは辺境に建てられた学校に赴任することになる。
そこで彼は個性的な同僚とさまざまな魅力を備えたな五人の少女と出会う。
少女たちを育てるなかでヨシュアン自身も教師として悩み葛藤し成長していく。
この世界では誰かが一方的に与え、一方的に与えられる関係を許さない。教師は生徒を導く、しかし生徒も成長する姿から教師を教え導くのだ。これほど真摯に教育を取り扱った物語はみたことがない。最高だ。
この物語を読む人は幸せである。なぜならこの世界を知っているからだ。まるで目の前にこの世界が実在しているかのような喜びを経験している。
まだこの物語を知らなかったものは幸せだ。なぜならこれからこの物語を読めるのだ。
読めば読むほど面白くなる最高のファンタジーだ。

広く深い話を取り入れた教育(物理もあるよ!)ファンタジー

  • 投稿者: SP   [2013年 06月 18日 20時 07分]
王国最強の術式師である主人公が義務教育の教師役という慣れぬ立場に身を置き、翻弄されながらも生徒たちや野生の王様や他国の騎士団と(物理的に)触れ合う作品(嘘ではない)。
主人公は最強といえば最強ですが、『チート』と呼ばれるまでの理不尽な強さを持っているという訳ではないです。生徒たちとの接し方で悩みもしますし、同僚であるリュティカ先生と結婚できないことを嘆いたりします。要約すると俺TUEE的な何かではないです。
義務教育という教育をメインに置いた小説なので、教育的な話などは深く掘り下げて描写されています。戦闘や礼節、術式などですね。
ギャグ要素や政治要素なども含んだ一読の価値ある作品です。
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