イチオシレビュー一覧

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アフリカの空の下に燦然と輝いた星

  • 投稿者: sakura   [2012年 08月 08日 00時 23分]
若くして散っていく戦闘機乗りたちの中のひとり――ハンス・ヨアヒム・マルセイユ。

数多くの伝説がありますが、やんちゃ坊主なマルセイユを書かれた作品です。
兵器のスペックなどを並べ立てていないので、兵器などに詳しくない人にも読みやすいと思います。

ラストに時間も時代も、そして国と国の確執も乗り越えて再会するふたりには少しだけしんみりさせられるものを感じつつ、戦争は終わったんだ、という安堵感を感じさせられます。

北アフリカの蒼穹に輝いた男達の物語

  • 投稿者: ブレイズ   [2012年 06月 20日 22時 56分]
主人公の一人は……僭越ながら私ことブレイズがモデル。

作中−−最後の文でも言及して頂いたが、確認できるだけで二名が海軍航空隊の戦闘機パイロットとして太平洋戦争を戦い、最期は二名とも特攻に出撃し、散華している。

この作品をドラキュラ氏が執筆すると伺い、その協力を求められた際は、二つ返事で快諾させて頂いたのを良く覚えている。

先の大戦で一体どれほどの若者が護国の為に青春と尊い命を捧げたのかは膨大な戦死者・戦時行方不明者数が克明に示しているだろう。

この作品は歴史−−バトル・オブ・ブリテン〜北アフリカ戦線、そして現代へ至るまでを追ったIF&オリジナルストーリーだが、当時の戦況等を良く把握し、かつそれを噛み砕いて判り易く表現している。

最後になるが−−空の戦いに挑み、護国のため青春と命を捧げた総ての勇敢なパイロット達の魂に永久の安寧があらんことを。
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