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▽レビューを書く父親を越えていく蒼翼の騎士
- 投稿者: 退会済み [2013年 02月 01日 23時 57分]
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いまは亡き最強の騎士を父に持つ少年の物語です。
特筆するべきは世界観でしょうか。異世界ものはありふれていますが、独自の設定をこしらえ、物語に組み込ませている作品はいまだ数少ないように思います。奇抜な設定は読者の知的好奇心なども刺激され、適度な欲求を満たしてくれます。世界の仕組みがどうなっていて、どう変化していくのか。読み進めながら自分なりの解釈でとらえてみるのも面白いものです。
ほかにも戦闘描写など、動きのあるシーンでリズムのよさを意識しているように思います。すんなりと頭の中に思い描けました。一つ言うとすれば、テンポが良く簡潔にしているが故に『だれが』という部分が省略されていて混乱したこともありましたが。しかし描写の内容自体は非常に丁寧で、主人公たちの躍動感がよく伝わってくる面白い内容でした。
さらに話が展開していくようですので、私も一読者として楽しみに待っていようと思います。
特筆するべきは世界観でしょうか。異世界ものはありふれていますが、独自の設定をこしらえ、物語に組み込ませている作品はいまだ数少ないように思います。奇抜な設定は読者の知的好奇心なども刺激され、適度な欲求を満たしてくれます。世界の仕組みがどうなっていて、どう変化していくのか。読み進めながら自分なりの解釈でとらえてみるのも面白いものです。
ほかにも戦闘描写など、動きのあるシーンでリズムのよさを意識しているように思います。すんなりと頭の中に思い描けました。一つ言うとすれば、テンポが良く簡潔にしているが故に『だれが』という部分が省略されていて混乱したこともありましたが。しかし描写の内容自体は非常に丁寧で、主人公たちの躍動感がよく伝わってくる面白い内容でした。
さらに話が展開していくようですので、私も一読者として楽しみに待っていようと思います。
久しぶりに心躍る作品に出会えた――これが筆者の偽りのない感想である。
まず設定に目を惹かれる。浮遊する大陸、というアイデア自体は数あれど、そこから捻りを加えてひと味違うものに変化させている。また、作中で登場する『アウラ』にも注目したい。浮遊大陸の動力源であるが、実は人々の生活にも密接に関係している。特に作中でフォーカスされるのは、「武器にして戦う」という点だ。
だが主人公のベルリオット・トレスティングは、訓練学校唯一の「アウラが使えない」落ちこぼれである。しかし彼は諦めず、暗中模索の日々を生きている。周囲から失笑を買おうとも、芯のある人間は強いということを体現しているかのようだ。そこが非常に人間くさく、魅力的だ。
最後に勧めたいのが、躍動感溢れる戦闘描写、そして序章・終盤の熱い展開である。多くを語ってきたが、これに勝る注目点はないと筆者は思う。
今後を十二分に期待できる作品である。
まず設定に目を惹かれる。浮遊する大陸、というアイデア自体は数あれど、そこから捻りを加えてひと味違うものに変化させている。また、作中で登場する『アウラ』にも注目したい。浮遊大陸の動力源であるが、実は人々の生活にも密接に関係している。特に作中でフォーカスされるのは、「武器にして戦う」という点だ。
だが主人公のベルリオット・トレスティングは、訓練学校唯一の「アウラが使えない」落ちこぼれである。しかし彼は諦めず、暗中模索の日々を生きている。周囲から失笑を買おうとも、芯のある人間は強いということを体現しているかのようだ。そこが非常に人間くさく、魅力的だ。
最後に勧めたいのが、躍動感溢れる戦闘描写、そして序章・終盤の熱い展開である。多くを語ってきたが、これに勝る注目点はないと筆者は思う。
今後を十二分に期待できる作品である。
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