イチオシレビュー一覧

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とにかく変てこで面白い。

異世界コンタクト版「わらしべ長者」とでも言えば良いのだろうか。
毎回の奇想天外なエピソードと、強引に(?)風呂関係に結び付けた登場人物や地名の名前付けのギャップが、不思議な雰囲気を醸し出す。
構成は、オムニバスというか毎回完結ながら、次への伏線がそれとなく示されており、読む者を飽きさせない。

出版の為一時期削除されて居たが、復活したのは非常に嬉しい。

風呂場、そこは異世界難事相談所也。

普通の異世界トリップではなく、ヒロインは異世界の人物と窓越しでしかやり取りをせず、かつ現場を風呂場に限定したことで現代便利グッズの多用を制限という中で、これだけ自由度の高い面白さが描けるのかとビックリ。
更新が待ち遠しくて堪らない作品です。
未読の方、読まないときっと今夜からゆっくりお湯につかれませんよー♪

一風変わった異世界トリップ(?)

  • 投稿者: どくしゃ   [2013年 06月 21日 02時 06分]
異世界を行ったり来たりすることなく、風呂場の窓を通して異世界の人々と会話や物品をやり取りするだけ・・・それだけで話が展開していくという一風変わった異世界『半』トリップ小説。
基本的には1話完結なのに、前の話に登場した人や物品が次の話の鍵になっており、まるで鎖をつなげるようにストーリーが紡がれるさまは、お見事!
文章も雰囲気も軽快で、とても読みやすいです。
唯一の難点は更新頻度のみ。

窓を開けば裸の美女だった

主人公。泉は入浴中。
田舎の大きな大きな風呂でノンビリと風呂を楽しむ。ビールを開けて喉を潤し。また入浴を愉しむ。

 其の窓の外は。何故か異世界と繋がっていた。
異世界の人々は泉を女神様と勘違いしている。

 そりゃそうだ。いきなり目の前に光り輝く『窓』と裸の女が出てくればまず自分の正気を疑う。次に事実と解れば神事か怪奇と思う。

 泉は裸ながらも色々な手助けを人々に行い、お礼にささやかなものを頂くことになる。
そのものの所為で更に変な目に会うのだが。

 今宵。
あなたの風呂を覗かんとする不届きな出刃亀どもは。
実は異世界人かもしれない。
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