イチオシレビュー一覧

小説家になろうでは、わりと珍しい完結していて、大長編にはなっていない(大長編の定義が、ローダンシリーズや、グインサーガで狂ってしまった一読者の感覚ですが、、、）ほんのちょっぴりSFチックなファンタジーです。

全編に、ま、いいか、が溢れていて、それがすっきりした読後感に繋がっているのかな？と思います。

大長編が好きで更新待ちの小説が溜まっている、、、しかも、もっと読みたい、、、悪循環にはまっている僕が、久しぶりに見つけた完結作品です。

この物語は2012年09月07日～2013年01月23日に書かれた作品です。
このレビューを書いているのは2018年09月ですので完結してから5年8ヶ月経過しています。

これから始めて読まれる方であればネタバレを警戒して感想を読むことは避けていると思います。
なのでネタバレ無しで感想に書かれている簡単な状況を書いてレビューといたします。

小説情報を見るとこのレビューを書いている時点で316件の感想が書かれていることが分かります。
書かれる数は減りつつありますが今でも感想は増えております。
そして感想の中にチラホラ見受けらるキーワードは「読み返しました」や「〇回目の完読です」という記述です。

私は1度読んだ作品を読み返すことはほとんどしないのですが私にしては大変珍しく読み返しています。
知人に「小説家を読もう」のお薦めを聞かれた時に紹介している作品の1つです。

私が指摘したい点は3つある。

一つは、私は昨日の夜、寝る前にこの小説を読み始めた。
寝る前に本を読む悪癖があったからだ。
昨日も、まぁいつも通り軽く流すつもりだった。
ところがどうだ？気付いたら昼じゃないか。
はは…無料でこの話は置いておくべきじゃない。
危険だ。私は明日に睡魔と闘いながら仕事をしなくてはならなくなった。

二つは、登場人物が纏まっていることだ。
どこぞの有名な宗教書なんかは話自体は面白いのに人物が多いせいで苦労した。
その点この話の登場人物は少なく、また役割がしっかりしていて覚えやすい。

三つは、「もふもふせいぶんがすくない」
楓ちゃんと桜ちゃん中盤から脇役でぼくすごくかなしかった。
もうそうでおぎなうことにした。

最後に、
良い最終回だった。

もの凄い！なんとゆーか美しい再会をする物語です。読後に仄温かいモノが残る良作です。もうなんとゆーか一度読んで見て欲しい！ 始まりはよくある異世界転移ものですが、現代知識と現代的良識で、マッタリスローライフのオッサンレジェンドです。なんかホントこーゆー作品がたまに現出するから、「小説を読もう」に目を通してしまうんだよ！ストーリーテンポ&イベントや文章構成は読ませる作品でした。この方の新作を待ち望んでます。

まず、主人公がぶっ飛んだ感じで、最強なのに臆病で、そしてかなり抜けていて……人間としての魅力は微妙だが、好感が持てる。従者やペットや商売仲間、それぞれ個性があり一緒に居たらそれだけで楽しそう。

そしてほのぼの系の話でありながらスムーズに物語が進み、ストレスを感じさせない。一話ごとに落ちが付けられており、盛り上げるところや落とすところがよく考えられている。

久しぶりにレビューを書きたくなった作品。