イチオシレビュー一覧

プロ野球好きな低所得層の中年男性向けの【美味い酒の肴】的な作品ですが、破壊力はかの有名な【〇辞苑】や【〇崎チャンネル】を超えるでしょう。

【ＦＡ制度】や【統一球】などセンセーショナルな話題に明後日の方角から切り進む本作の英知の数々はすばらしいとしか言いようがありません。

内容としては、多彩かつ冴えない変化球と掟破りのスピッドボールを織り交ぜたような野球が繰り広げられます。

…と紹介しても大丈夫そうな、主人公最強（震え声）なファンタジーな作品です～♪


と…レビューは醜悪ですが、本作は本当に笑えます（結論）

「野球なんて興味無いね」
「ストライクって何の事？」
　そう考えている紳士淑女諸君。
　大丈夫。このお話は野球の知識なんて必要無い。必要なのは……

『笑う準備』

　ただそれだけだ！

　いいか。これを見る時は周りに気を付けろよ？　電車で見る時にはそうだな……マスクを付けてニヤニヤを隠せ！
　一話自体は５分も有れば見れてしまう。仕事の休憩中、家事の合間、便所で気張ってる時。
　そんな隙間時間にこそこの作品を見て欲しい。

　きっと、あなたの隙間を埋めてくれるから。

　全国一億人の『イディオッツ！』ファンの皆様、日頃よりのご愛顧、ありがとうございます！

　毎年のように（他球団に負け続け）セリーグのペナントを盛り上げ、（逆）優勝争いに必ず絡んでくるプロ野球集団、東京新宿イディオッツ。

　なんとっ！
　本日よりっ！
　新編突入！！！
　普通のサラリーマンが、イディオッツの不動の4番、アジアの虚砲、城戸に転生しちゃいますっ！！

　しかもっ！　前後編の超大作！！
　乞うご期待ください！
（なお東京新宿スポーツがどういう媒体かは、冒頭の『登場人物一覧』をご参照ください）

　いよいよプロ野球の2017シーズン開幕を迎える中、下手したら負け数が3ケタに到達しかねないのが、セリーグ31年連続最下位の東京新宿イディオッツである。
　主力選手を中心に、エア自主トレ・手抜きキャンプ・徹モンの3点セットで体脂肪率40％以上と言われるガバガバボディでシーズンを迎える有り様なのは毎年言われる通りである。おまけに、監督・コーチがシーズン中に何度も解任されるのは日常茶飯事と他球団では信じられないことが常態化している。
　「風のように解雇」「ブーメランボール」がスポーツ紙の記事に出た場合、それは99％以上イ軍の記事といえよう。
　イ軍のダメダメ球団ぶりをすべて知ることができる、全国のプロ野球ファンには必見（？）の内容だ！

プロ野球最弱球団イディオッツ。しかし彼らは不屈の闘志で優勝を勝ち取っ……たりはしない！　まったくしません、そんなお話ではありません。

いやもうほんと駄目です。何がって、全部。その駄目っぷりを様々にネタにしたのが本作というわけです。

話数、分量は多いですが、一話完結で四コマを読む感覚なので、手軽に楽しめますよ。

　現在、日本プロ野球12球団には、12人の「四番打者」が存在する。
　もし、この『イディオッツ』世界に存在する12人の四番に、序列をつけるならば……。

　ぶっちぎりの最下位が東京新宿イデオッツの城戸選手であることに、地球上の人間全て（本人以外）が、異を唱えないであろう。

　それどころか、投手部門、野手部門、監督部門、経営部門、助っ人外人部門、ファン部門。
　ダントツのタイトル総舐め（ワースト）は確実。
　まさに（悪）夢のオールスターチーム。

　勝つため、いや、己のインセンティブ契約を達成するためなら、何でもやる。　
　反則を超えた超反則。そこまでやるのか。
　そこまでやって、勝てないのか！

　史上最弱のプロ野球集団。
　しかし、最も野球に必死なのも、彼らなのかもしれない。

　毎日更新される彼らの負けっぷりに熱中し過ぎると、読者が敗北中毒に陥いる危険性がありますのでご注意下さい。

　小説家になろうにおいて野球を扱う作品において、プロ野球を題材にしている小説は多くはありません。
　その中で検索する度に気にはなっていたのですが・・・その扉を開けた瞬間、私はひたすら笑いをこらえました。まあ、爆笑と言うより失笑なんですが、それにしても４コママンガのような小説があったんだなぁと驚きました。
　暇潰し、息抜きにお薦めのプロ野球小説です。

東京新宿に本拠地を置く、「球界の掃き溜め」こと東京新宿イディオッツ。

打って凡退、守ってポロリ、投げて炎上と万年最下位の弱小プロ野球チームのお話です！

普通のスポーツ小説って弱小チームが強くなっていくストーリーが主流。
しかし、この小説は全く違うのです！
個人プレーに走る野手・・・
戦力にならない助っ人外国人・・・
今日も退場をくらう監督・・・

勝てる要素が一切なし！

卑怯な手を使って勝利をつかもうとするものの、いつも返り討ちにあってしまう残念なチーム・・・

選手、監督、関係者・・・みんなユニークな人ばかりです！

短編集形式で読みやすく、毎日更新されるのも魅力の一つです。



野球が大好きな方も、そうでない方も一度読んでみてください！
そうすればきっとあなたもイディオッツの大ファンになること間違いなし！