イチオシレビュー一覧

私が見てきたなろうの作品の中でもトップクラスの面白さ。
こんな良作が埋もれてしまっていることを歯痒く思い、初レビューをさせていただきました。
ハードボイルド（勘違い）な主人公はかっこいいし、物語全体に漂うミステリアスさは読み進める手を加速させてきます。
この作品の凄さは読者を飽きさせないところです。ミステリーとアクションのいいとこどりのような感じ。
癖がなく、テンポが良い。
勘違い系の作品は視点を切り替えないと勘違いにならないので、ややこしくなったり、読みにくくなったりするなど、難しいと考えます。しかし、この作品はストレスフリーで読める。且つ面白く、今までにないという、、、。
控えめに言って最高です。愛してます。頑張ってください。

この作品はまさかの超展開、ダークファンタジーとおもったらあんなのがあんなことにどういうことなの……危ない。そう、超展開や独創性を多く含んでいます。ので、あえてあらすじは書きません。

作品の一側面は勘違いものですが、キャラクターは笑いを取りに来ません。彼らはシリアスです。かっこよいのです。だからこそ勘違いが表面的なギャグではなく、キャラクターの生として読者に突き刺さります。

主人公は転移者ですが、転移から時系列を追う展開はありません。それにより読者は過去に興味を持ちます。世界設定も同じで、全ては出してきません。それにより読者には驚きがあります。何もかも時系列に追うテンプレものが多い中で、この作品の魅力の一つです。

何より、文にリズムがあります。人物の内面、戦闘の迫力を読者に抱かせ、同調させる、力ありながらも自然な文章は、目立たないながらもこの作品の一番の魅力かもしれません。