イチオシレビュー一覧

ハーレムとは、1人の”男性”に対して複数人の”女性”が取り巻くような状況を言う。

この作品は、1人の”オス”に対して複数匹の”メス”が取り巻く、ラブコメである。

この言葉に嘘偽りはない。
ハーレムに対する過度な期待を持ってこの作品を読めば、徐々にヒロイン達に怒りを覚え、それを爽快に殴り飛ばす主人公に感情移入してしまうだろう。

そして抜け出せぬオスとメスのスパイラルに絡め取られるのだ。


・・・と、酷評のように書きましたが、勢いのあるラブコメという感じでとても良作ですよ。
他にはない”1人のオス”と”複数匹のメス”の掛け合いが痛快ですw

王道ハーレムのチェイサーとして、1度は見てみるべきです!

オークが主人公というだけでチーレムを展開してもまったく嬉しくない異色の異世界転生作品。
なろう作品を読んでいるとそのうちテンプレチーレムに飽きてくると思いますが、その時はぜひこの作品をオススメします。
文句なしに面白いです！

ちなみにこの主人公、ヒロインに日常的に暴力をふるいます。
普通に考えたら最低なのですが、相手は心は綺麗だけど醜悪な外見のオーク。ギャグとして見逃してあげてください。

この作品は非常に王道な物語です。
ピンチに陥っているヒロインを助けたり、主人公が颯爽と活躍したりと抑えるべき点を抑えた作品だと思います。

それだけならこの作品は単なるありきたりな良作止まりですが、それをしているのがオークやオーガといったモンスターであるという事がこの作品を曲者にしています。

ハーレムでよくあるようなことをしているのに、ヒロイン的な展開もしっかりやっているのに、やっているのがオークやオーガ、ゴブリンなので全く嬉しくない。

読んでいて「してやられた！」と思わされ、ハーレムの絵面を想像してはニヤついてしまい、進化し続ける恐らくはヒロイン的なポジションにいるのであろう豚に殺意が沸く事は必至です。

ここまで嬉しくないハーレムも珍しいと思いますので、ぜひ一度読むことをお勧めいたします。

物語の出だしからして先ずいい加減。
適当で、横暴で、不真面目で、誠意の感じられない主人公。
萌え要素がどこにもない、誰得なヒロイン？達。
そもそも、どこに向かおうとしているのか分からないストーリー。

酷評してるように見えるかもしれないが、読んでみるとこれがとにかく面白い。
明るくて入りやすい世界観。テンポが良くて読みやすい文章。随所に散りばめられたお笑い要素。
異世界ファンタジー版のドタバタ喜劇とでも分類すればいいのだろうか？　しかし、物語はまだ序盤で油断はできない。
とにかく、自信を持ってお勧めできる良作である！　なお、ガッカリされても当方は一切責任を負わないのでご注意あれ（笑）