イチオシレビュー一覧

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良作ロボット学園モノのこれから

67,470文字時のレビュー。
オズというロボットに関する学園で巻き起こる騒動を描いた作品。
肝心のロボット“オズ”がよく設定されていて、ロボットものが好きな人間でも納得のいくものだろう。
キャラクターも上手く配置されている。物語を進めて行く力を持った人物たちである。
ただ作者のやりたい事が現段階で透けてみえてしまっているような気がしないでもない。『学園の噂と〜』では学園モノについてまわるラブコメ要素を出そうとしているのがわかる。
次に『決闘の決着』ではオズ同士の戦いが描かれている。主人公の能力もいかんなく発揮され、爽快感のある回だ。筆者はこの展開を頭に思い描きながら、この作品を作り始めたのだと感じた。もし作者にまだ書きたいことが残っているのなら、この作品はとんでもないポテンシャルを秘めていると感じる。
既稿分のその後ろ側に、もっと壮大な物語が身を潜めていることを願うばかりである。
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