イチオシレビュー一覧

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皆さんも一緒に浸かりましょう沈みましょう

  • 投稿者: ميؤو   [2025年 05月 17日 16時 32分]
この作品は沼だ。落ちていくさなか思わず笑みを浮かべるような素晴らしい底なし沼だ。愛も憎しみも狂気も全て底なし。もちろん読み終わった時の満足感は際限なし。こんな狂気に触れてしまったらもう普通の作品では愛を満たせないじゃないか。重たすぎる作品は嫌?読みたくない?そんな貴方でも大丈夫。日常パートでは普段の狂気が一転、とってもコミカルな冗談をナイン君が言ってくれますよ!

ウィルソンは私のパパです。

これは最凶の主人公だ‥

  • 投稿者: にわか   [2020年 02月 25日 02時 03分]
他者に愛をこれでもかというほど与えそうしてヤンデレを生み出していく最凶のヤンデレ製造器である主人公!しかも!!自分より遙かに強い敵へもその巧みな口上で相手の心の隙をつき相手を倒すこともできる狡さとも言えばいいのだろうか?とにかくこの主人公ナインを見ていると鳥肌が立ちあとから何とも言えないカタルシスが味わえる。その上この主人公の精神の危うさを見ているとハラハラしてくる。
取り敢えずまだ言いたいこともあるがこの作品を読んだ貴方は主人公ナインに魅了されることだろう。

余計なお世話かもですが、最後まで読む主義の方はご注意を。本作品は一区切りの段階で終了しており、続編の2は長期の投稿断絶状態です。

  • 投稿者: suregger   [2019年 02月 26日 02時 29分 ()]
様々な疑問や伏線を残したまま、本作品は完結します。そしてそれを引き継いだメサイア2は投稿が断絶して1年近くが経ちます。最後までキチンと読みたい方は、ハッキリ言って読まないほうが良いでしょう。
特殊な描写、韻を踏むような文章の表現など、読み手を選ぶようなマニアックかつコアな作品です。
読んで惹きつけられた挙句に続きが読めないのでは失望も大きいでしょうから・・・。
実際私がそうでした。w

万人受けする内容ではないので、商業的に売れなくて作者が執筆のモチべを喪失したのでしょうかね。
本当に残念です。

『小説家になろう』というサイトの多様性を示す、魔物じみた怪作

  • 投稿者: 錯誤   [2018年 03月 22日 18時 41分]
 書籍版を読んで、衝動的に書いている。
 自分はWEB版既読者で、これが小説家になろうで初めて触れた作品というわけでもない。最初のころなど、このサイトで異世界ファンタジーを題材にした作品が主流になっていることなど知りもしなかった。
 それを、心底、悔やんでいる。

 あえて内容には触れない。インスタント・メサイア。なろうで一番最初に読んでほしい作品です。WEB小説という形態の『広さ』をとくと味わってください。

初読の際の、凄まじき衝撃。

初レビューです。



憎悪と愛情。

相反する筈のこの二つが、絶妙に調和しているのがこの作品。


ストーリーに関しては、他の方々のレビューが素晴らしいし、何より実際読んで頂きたいので割愛する。

時折入る一人称での語り口と、余り見ない背景色が、読んでみれば不思議な程にあなたを魅了する事だろう。

暗い感情しか無い筈の少年が、芽生えた光に苦しみ、嘆き、そして困惑する。その有様は、きっとあなたの中に深い爪痕を残すだろう。

何より、──狂気、狂気、狂気。
壊れた少年と、壊されてゆく周囲。
人間は不完全な物に引き付けられると言うが、私はもう作中人物が如くこの作品に依存している。


あなたも、この歪ながらも離れられず、悍ましく、されども愛おしい物語に、嵌まってみてはいかがだろうか。



嵌まった方には是非続編も。



遅ればせながら、書籍化おめでとうございます。

『彼』の生きる理由とは

  • 投稿者: およよ   [2016年 11月 13日 21時 50分]
主人公ナインは魔族を愛しています。

無力な彼が魔王を殺すために自分を捻じ曲げて。

目的のために魔族に加担していくナイン。
   
周りを騙し、自分を騙し、すべてを騙し続けた末に彼は何を得て何を失ったのか。

人間と魔族の間で『自分』という存在の定義に悩み続ける彼は、それでも両者をひたすらに欺き続けます。

全てを欺き続ける『彼』に読者ですら翻弄され続けた物語の結末は、小さくて無力な『彼』のささやかな願いによって成された思いもよらない行動でした。

失い続けた彼に残った小さな願い。
どこまでも泥臭いナインに心動かされます。

一部完結おめでとうございます。

まだ終わらないナインの物語。

救いはあるのでしょうか。



独自ジャンルのサイコホラーラブコメ

  • 投稿者: 川獺右端   [2016年 01月 25日 15時 23分]
インスタント・メサイアの日常風景は楽しく、ほのぼのしているのである。
キャラの一人一人の個性が際立って、大切にしている思い、純情、好意がとても綺麗に描写されているのである。

蜂蜜でコーティングされたかのような甘甘のハーレムの下には、狂気と憎悪が渦巻いていて、邪悪でありながら清々しい恋愛が書かれている。
個々のヒロインのトラウマや執着が解消されたりねじ伏せられたりしながら、主人公ナインへの愛へと変換されて、物語の下層で、どろどろとマグマのように蠢いている。

道はまだ、なかばではあるのだが、是非、全部書き切っていただきたい、この作品は、それほどに尊いチャレンジなのだと、思うのだ。

あなたのことが※いから、狂おしいほどに愛してあげる。

  • 投稿者: Cocosu   [2015年 01月 04日 21時 28分]
一言で言いますと、この小説はとても奇妙なというのが当てまりますね。
かなりの小説をこのなろうにて読ませていただきましたが、ここまでのキワモノは初めての物でした。話が進むにつれて深まる謎。うす気味の悪さを感じる雰囲気。
正直ここまでのめり込むような小説の狂気に出会えたことは私の記憶にあまりないです。

小説家になろうならではの異世界ファンタジーものから全く違ったジャンルをあなたに。

愛する人を嗤いながら真綿で絞め殺す

  • 投稿者: 退会済み   [2013年 12月 07日 22時 56分]
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非常に形容することが難しい作品。

生まれ育った村を魔族に滅ぼされた少年が、魔族を愛す物語。

主人公の愛は底無し沼のように深く、肥溜めのように臭く濁り強く纏わり付き穴という穴を塞ぎ獲物を逃がさない。

本作を読みながら、善悪以前に狂気というものの基準をどこに据えるべきなのか、を一考してみるのも面白いのではないだろうか。

一部、日常パートでメタ発言が多くなる為、その辺りで好き嫌いが分かれるかもしれない。

が、逆に重く成り過ぎないバランス調整と受け取ることが出来れば、有る意味で「ヤンデレチーレム物」として楽しむことも有り得る。

そして、ピュリアは俺の嫁。ウィルソンはナイスガイである。
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