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引きこもりで小物な主人公が、スライムなダンジョンで天下を取ろうと思うまでの物語

この物語の主人公は小物です。どのくらい小物かというと、命令すれば相手が絶対に従う権利を持っていたとしてそれをなかなか使えないくらいには小物です。それこそ現パロなんかして催眠アプリなんか持ってたとして、それをきっと使えないような人間です。

半年に一度は読み返したくなるこの物語ですが、面白さを伝えるとなると言葉に迷います。作り込まれた世界の設定、掛け合いの面白さ、文章の読みやすさ、もちろんどれも高いレベルだと思います。特に経済と政治の描写が私は好きです。しかし、キャッチーな言葉で説明するとなるとなかなか思い浮かびません。

地に足がついた物語で、だからこそ小物で凡人な主人公が意地を見せてくれる姿が映える物語です。そして、神の如き竜の強さ。めちゃくちゃさも体感できるでしょう。全能に近い存在がとても良く描写されています。

小物な主人公の意地を、その努力と成長を、是非とも読んで確かめてください。
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