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『どこにでも在るようでどこにも無い』

  • 投稿者: 儚夢   [2014年 01月 18日 22時 58分]

 『のっぽっぽ』

 主人公である水野悠太君が中学時代にそう呼んでいた子は、背の高い女の子でした。
 背が高いから『のっぽっぽ』。単純だからしっくり来てしまい、水野君は高校に上がると『のっぽっぽ』の本名が分からず終いに。
 彼女は中学卒業を前にして、転校してしまったのです。

 そんなある日、水野君は電車で『のっぽっぽ』によく似た子を見かけ、胸が高鳴りました。


 『のっぽっぽ』かもしれない。
 ――そうだとしたら、また会いたい。


 そう思う水野君の気持ちを、共感してみませんか?
 「もしかしたら」という可能性を、試してみませんか?

 作者の星影さんが描く『どこにでも在るようでどこにも無い』、それがこの『愛しの彼女はのっぽっぽ』です。
 是非一度、拝読頂きたいです。
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