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マイルールからアワールールへ

  • 投稿者: 退会済み   [2014年 10月 22日 08時 57分]
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人は、自分だけのルール、「マイルール」と、自分と他人を含めた「アワールール」という2つのルールで行動をします。

つまりは大人になるという事は、マイルールからアワールールを身に付けていくという事です。

本作品ではDV(家庭内暴力)が描かれています。被害者も加害者も、マイルールの渦の中です。その渦の中、アワールールを持って救いの手を差し伸べる者たちは、前回登場した仲間たち。

ここで注釈しますが、まあこの仲間たち、発言がマイルールばっか!なんですよね~。

でも、その言葉の向こうに変わらぬものがあり、人間としての「みんなのルール」を感じて頂けたら、嬉しく思います。

こんな奴ら、現実に居ないって!?

いえいえとんでもありません。世の中はこういった人に、陰ながら支えられているんですよ。本当に。

誰かのために、絆が紡ぐ人の心

DV被害に遭った女性たちが
人と人の温かい繋がりで前を向いて生きていく。
それを支援するのは救援課の人々。
賑やかで、個性的で、温かいメンバーが
傷ついた女性たちのために心を尽くしていく。

「私達は茗荷だって。地面の下にいい香りの芽がいっぱいあるんだって。地面の下にしっかりした茎で繋がってるんだって。忘れないでいてくれてるんだなあって嬉しかった」

人は誰でも、誰かのために働くことで
素晴らしいものを得ることができる。
人生が温まる作品です。
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