イチオシレビュー一覧

まず主人公がナスという時点で驚きです。
プワプワなすなすのタイトルの示す通り、ナスのお話なのですが、これがほっこりした気分になれる小説です。いや、童話かな。
子どもが読んでもわかるように書かれた丁寧な文章は作者の優しさがにじみでています。
お父さんがナスを調理する音もリアルでよい感じです。
好き嫌いのあるお子さんがいるお宅に読んで欲しい一作です。

私は小説を読んで、これまで泣いた事が一度もありませんでした。ですが、この作品に初めて泣かされました。
この物語は主人公がナスなのですが、とにかく純粋で感動します。胸が打たれ、心が温かい気持ちになり、食べ物の大切さを教えてくれます。
かつて、これほどまでに私の心を揺さぶった小説はありません。これほどまでに感情移入した主人公はいませんでした。レビューのタイトル通り、千回読んでも感動します！

タイトル通り主人公はナスビです！
全然感動しそうにない……。
そう思った方は是非読んでみてください！

なにせ秋は茄子の旬ですから。
ちょっとぐらい寄ったってばちは当たりませんよ。
旬物は縁起が良いですからね！

家族愛や食べ物のことちょっと考えさせてくれる作品でした。

読んだらきっと茄子が食べたくなること受けあいです！
(*^^)v

　なんとも可愛いタイトルではありませんか。

「プワプワなすなす」

　この絶妙な語感から、既に楽しげな雰囲気が存分に感じられる事ではないかと思います。
　物語は、とある一家の男の子「マーくん」に、自分をなんとか食べて貰いたいと主人公のナスくんが思い悩んでいる場面から始まります。
　リズミカルで、やさしく豊かな表現力でつづられてゆくこの物語はまさしく童話です。

>>お父さんはリズミカルにザッカザッカとフライパンをふると、だしの素をふりかけてしょうゆをひとふりジュンッとかけたらできあがり。

　ほら、こんなに素敵な表現力！
　授かったばかりのお子さまの為に、深い深い愛情を持って作られた作品なのだそうです。気持ちがほっこりしますよ。

　これはたいへん良いものです。