イチオシレビュー一覧

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8年も読み続けていたらしい

高校生の頃から読み始めたんだったかな、気づけば8年経ってました。
つい先日最終回を迎えて、一気読み。
序盤中盤と報われない話が多かったから、完全無欠のハッピーエンドを目にすることが出来て最高の気分です。

思い返してみると、一番好きだったのはカンナ先生のエピソード。確か、2年の夏だったかな。違っても許してくださいね笑 ココが一番泣きました。

作者様には、感謝しかないです。こんな素晴らしい物語を産んでくれて、どうもありがとうございました。
また新作を期待したい気持ちもありますが、それよりもゆっくりして欲しいです。

最初は固い文章なのかな?と思っていたが…

  • 投稿者: fromvivienne   [2018年 06月 13日 19時 28分]
読み進むにつれて、自然と情景がイメージできるようになり、また気が付けばキャラクターに寄り添うように読んでいる事にも気付き、一気に読んでしまいました。
物語の連結がとても自然で、不自然な程に発生するイベントにもその連結の上手さや、キャラクターの発言によって振り返っても各イベントが艶やかに残っています。
とても良い作品だと思います。
けっぱれけっぱれと、いつからか応援しながら。
重た目のテーマを扱っているにも関わらず、スッと入り込める情景はとても素敵な世界観なのではないでしょうか?

少年少女の青春をいっしょに応援しませんか?

物語の内容は他のレビューを参考にして貰えれば助かります。

私的にこの作品は今まで読んできた小説の中でもトップクラスの充実度だと思っています。
「そんじょそこらの高校生が何言ってんだ。言う程小説読んでないだろ。」そう言われるかもしれません。

でも、今まで書籍化したら買おうと思ったり、感想を言いたいと思った事はあったけど、レビューを書いてまで他の人にも読んで欲しいと思った事は初めてです。2度も読んでる途中に泣いた小説も初めてです。
この小説はもっといろんな人に読まれなければならない作品だと強く思います。

そんな小説を読んで、
”少年少女の青春をいっしょに応援しませんか?“

もっと知られるべき作品

  • 投稿者: 遊之原   [2017年 03月 13日 00時 15分 ()]
この物語の登場人物は、普通の高校生では考えられないほど大きな問題を抱えていて、理不尽な境遇や降りかかる困難を前に葛藤する場面が数多くあるのですが、そんな中でも諦めることなく、協力しながら困難を乗り越えていく彼らのひたむきな姿勢に、読んでいて何度も胸を打たれました。

丁寧で読みやすく、随所に秀逸な表現が光る文章。個性的で魅力的なキャラクターたち。次々に予想外の出来事が起こり読み手を引き込むストーリー。私自身ウェブ小説はそれなりに読んできましたが、ここまで没頭した作品は数えるほどしかありません。

高校生活の果てに彼らがどのような未来へ進んで行くのか。最後の最後まで目が離せません。


…なんかカッコつけて書いてきましたけど、いや、ぶっちゃけマジでめちゃくちゃ面白いです。なぜランキングに入ってないのか意味が分からない。もっと知られるべき。少しでも気になった人は読んでみて下さい。

彼らから目が離せない。最高の、青春〈冒険〉小説です!

  • 投稿者: 潮見若真   [2016年 05月 22日 10時 30分]
それぞれに悩みや生きにくさを抱えた5人の「未来同盟」の、高校生活。
派手なアクションや世間を巻き込む大事件はなく地に足の着いた物語でありながら、彼らの日常はどこか冒険に満ちていて魅力的で、目が離せません!

彼らの抱える問題や傷は大きく深刻なものの、ほどよく押し付けがましさのない軽妙洒脱な文章と、ぐいぐいと読み手を引き込む疾走感のある物語運びで、気づけばどんどん読み進めています。
特に、随所に散りばめられている練り込まれた個性的な比喩表現が秀逸!

ウルッと来たり、クスっとしたりしながら読んでいます。

それでもハッピー・エンドを目指して

  • 投稿者: みゅう   [2015年 10月 11日 00時 31分]
 これは「詰んでいる」境遇の少年少女たちの恋愛物語。
 
 特に主人公の少年は、レビュー文に載せることすら憚られるような境遇だ。金銭的にも社会的にも恵まれない彼は、普通の高校生以上に頑張って現実と戦い続ける。

 そしてそんな姿に感化された仲間たちが、互いに助け合い少しずつ状況を打開していくのがこの物語の筋だ。

 一番の売りは何と言っても想いを寄せるヒロインたち。現実に高校時代に出会えばきっと誰もが恋に落ちるだろう。そんな魅力的な彼女たちが想いを寄せるだけの良さが主人公から感じられるのも高ポイント。

 そして圧倒的な筆力が物語の世界にグイグイ引き込んでくる。特にタイトルの一つ一つが秀逸だ。ストーリーに出てきたその言葉を読み返して、そして噛みしめる。物語を読む前に一度目次だけでも見て欲しい。

 誰も見たことのないハッピー・エンドをきっと見せてくれる、そう期待させてくれる作品です。

春の青いときに、何かに向かう話

この小説の登場人物はそれぞれ自分の力ではどうにもならない不幸を抱えていて、それゆえに願っている未来があります。それは世界的な非常事態だとか命に関わる戦いとかではないのですが、普通の高校生よりはちょっと特別なことなので、ただでさえ自分のことを増幅しがちな10代のそれはとても重大なこととして書かれています。

 また、小説が主人公の一人称で書かれているため、読んでいてそうした不幸や夢の重大さを主人公と同じように感じることができて、私はちょっと懐かしく思いましたし、リアルに高校生の人が読めば共感できるような気がします。

 モンスターも出てこないですし、超能力を使った戦いも出てこないですが、登場人物たちの考えていることや希望を追っていくのが面白い青春物です。
 あ、あと人物描写がよくて、登場する美少女キャラも萌え萌えしくはないですが、ちゃんと可愛いので、全体的にオススメです。
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