イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

昨今のロボットアニメに満足されていないアナタへ……

  • 投稿者: 厠 達三   [2018年 06月 22日 23時 25分]
 本作は異世界に転生したアニオタがチート特典で無双しまくる巨大ロボものファンタジー……ですが、主人公はチートで美形だけどオタクのまま。前世の知識でツッコミを入れまくります。このツッコミによって設定が説明されるのでストーリーもサクサク進みます。しかも往年のロボと全然関係ないアニメのパロやオマージュが盛り込まれており、元ネタを探すだけでも楽しめます。ただ、マニアックなネタも多いです。(筆者自身、半分は分かってません)
 本作は往年のスーパーロボットアニメの雰囲気作りを非常に大切にしています。一話あたりのボリュームがきちんとアニメ三十分の分量に収まるように設定されています。そのスタイルでも、1話にきちんとストーリーと人間ドラマ、ロボットの活躍がきっちり収まってます。これ、実はとても難しいんじゃないかと思うのです。とにかく、ロボットアニメに飢えている方なら満足できるでしょう。

君は、ネタの雪崩を見る

君は藍人のように生きられるか。ネタは出ているか?
パロディだっていいじゃない。思わずそんな言葉を呟きたくなる。
あなたとロボネタしたい……そんな作者の積年の思いが感じられる。そう、1万年と2千年前からの。
ネタの鮮度の違いが小説の決定的差ではないことを教えてやる! そんな絶叫が聞こえてくる。

今更ロボット?
そんな言葉を気にせず、彼は「俺のネタを読めぇ!」と熱気を込めて『なろう』の中心で愛を叫ぶ。ロボット愛を。
読者諸賢よ。カッコイイとは、こういうことさ。

それにしても粗筋からして秀逸だ。『混ぜるな危険』。この言葉が全てを物語っている。
そう、それは、禁じられた合体──彼は、神になるのか悪魔になるのか。
それは……君の目で確かめろ!

なお、本作を楽しめない君にはこの言葉を贈ろう。「坊やだからさ」

極振り、特化型、濃厚、一言で説明するならばネタ特盛り

  • 投稿者: 退会済み   [2014年 11月 25日 08時 02分]
管理
濃いです。

まず最初に出る感想はこれ。

特徴的なネタを遡れば、恐らくロボット物
という分野の何十年にも及ぶ範囲で
かき集められたネタを惜しみなく使っているのは
圧巻の一言。

単なるパロネタの羅列ではなく、話の構成要素として
推進力になっている理由があります。
それは敵も味方も揃いも揃って
ロボ系オタク知識「のみ」を受け継いでいるという
一風変わった設定が挙げられます。

会った事も無いネット知人同士とかでの
初の出会いやチャットで思い切ってネタ台詞を披露したら
ネタ台詞が返ってきて、同士よ! な謎の感動。
そんな経験ありませんか?

ロボット系の分野に興味のない人には厳しい内容で
あることは否めませんが、それだけの話では決して
ありません。少なくとも作者の愛は感じられます。

昭和のノリをちょっとだけ楽しんでみないか?
神鋼魔像ブレバティ、好評放送中です!
↑ページトップへ