イチオシレビュー一覧

冒頭からかなり惹きこまれました。読んでいる間、リズムの良い文体から「音楽」が聴こえてきました。他の作品も幾つか読みましたが、作者様が未デビューということに驚かされて、やはり公募という戦いの場では「運」という概念があるということを痛感しました。ただ、それを解決する方法があるのなら、様々な傑作を書いたとしても、過去作に甘んじず、数をこなすことしかないと思います。筆力というのは二つの意味を持ち、「トータルでの表現力」と「書き続ける力」があります。前者に関しては伸びしろがあるので問題ないと思います。後者に関しては、短編でも長編でも「諦めない心」を保ち続ければ必ず華が開くと思うので今後も頑張ってください。（レビューだけではなく作者様への総合的な応援になってしまいすみませんでした）

この作品は『第4回雑食ベアーの小説読むよ』に応募された作品となります。

私はこの作品を当たりと判定いたしました。
理由としては、高水準にまとまった内容だからです。

まず、良い部分としては、
・冒頭の惹き（題材が有名でどのように調理するか）
・読みやすい文章（朗読しても違和感がない事）
・没頭する物語（オチまでの没頭できた）

ただ、最後のオチは読者の考え方で評価が割れます。

読んでいない方はこの巡り合いで是非！
お読みくださいませ！