イチオシレビュー一覧

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後悔とはなんぞや

フェンスに立つ一人の少女と、それを止めたい青年になりかけた男の話。

少女目線で物語が進むのですが、心情描写が分かりやすくスッと入ってきます。

そしてそれ以上に情景描写が素晴らしいと感じました。

導入部を読むだけで、目を瞑ればフェンスから見下ろす、無機質なコンクリートや建物が浮かんできます。実際に高い場所が好きな私にとって最高の描写です。

そんな高い筆力と構成力を両手に、この作者様はいきなり物語の核心を晒します。

そのタイミングが絶妙!
ネタバレはダメでしょうから詳細は書けませんが、読んで頂ければ、べた褒めの理由がわかるはず。

リアルな問題を孕んだラブストーリー。
是非。
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