イチオシレビュー一覧

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精一杯今を生きる少女のラストチャンス!

  • 投稿者: ひょろ   [2019年 09月 25日 20時 53分]
魔法が使える生徒たちの通う学園で落ちこぼれの扱いを受ける少女。
そんな少女はある日何者かに階段から突き落とされてしまうのであった。

気を遣ってばかりいた人生に後悔した彼女はある存在から
「それなら後六ヶ月だけ生きてみる?」
とタイムリミット付きで蘇らせて貰うこととなった。

そうして蘇った少女は、どうせ死ぬのだからと他人に遠慮することなく自分の好きなように生きようと行動するのであった。

これはそんな一人の少女の余命を描いたヒューマンドラマ的な物語である。


落ちこぼれだった少女が物凄い強くなるとかではないのですけど、やる気を見せて活躍することで徐々に周りの評価が変わっていくのも良かったですし、最後の一気にくる感動シーンも最高でした!!!
いやほんと、涙腺が緩みまくるくらい最後のシーンが良いので是非読んでみてほしいです......

その少女は『強さ』を教えてくれた

魔法が使える者だけが通うことが出来る学園に通うこととなった三葉の学園生活は散々だった。挙げ句の果てに何者かによって階段から突き落とされて命を落としてしまう。
けれど彼女は野良猫だと思っていた友達の天使に6ヶ月だけ延命をしてもらう。そして開き直った彼女は『今度こそは後悔しないように生きる』ことにした。

そう、この話は生き返ったところからスタートするのです。
6ヶ月という長いようで短いタイムリミットの中、三葉が送る学園生活はまさしく青春そのもの!

友情も恋愛も魔法もバトルも全部詰め込んだ、三葉という一人の少女が生きた証のような一作です。

きっと最後には涙が止まらなくなってしまうことでしょう。
けれど不器用でも強くて優しい彼女のことを大好きになっているはずです。

「生きる」という輝き。「生きた」という証し。

タイムリミットは、6ヶ月。
それ以上でもそれ以下でもなく、6ヶ月になればみんなの前から必ず姿を消すことになる。
もし、自分にそれが突き付けられたとしたら?

そんな境遇に直面した主人公・三葉がとった行動は「残り6ヶ月を後悔しないように生きていく」こと。
決して器用ではないけれども、それでも一生懸命に生きて、そして駆け抜けていった彼女の姿はとても眩しく、その「生きた」輝きは関わった人々を、そして読んでいる我々を照らしていきます。

三葉が生きた「6ヶ月の軌跡」を、あなたも一緒に辿ってみませんか?

切なくて涙目になりました

1度死んでしまったヒロインががんばる素敵な青春物語。
友情も恋愛も魔法もバトルも詰まっていて
楽しく読めました。
ヒロインも、ヒーローも、仲間たちも可愛いし、素敵なので
ぜひ読んでみてください。
私は職場の休憩時間に最終話を呼んだ結果
泣くのを我慢しました(笑)
なので、出来れば最後らへんは
一人でいる時に読むことをおすすめします!

終末の過ごし方は

  • 投稿者:   [2017年 07月 03日 15時 59分]
突然訪れた理不尽な死。貴方に与えられた残り時間は、僅か六ヶ月。そんな短い時間を、果たしてどのように過ごすのが正解なのでしょうか?

ある人は、今までやらなかったことをやっておこうとしました。
ある人は、今までやってきたことを終わらせようとしました。
ある人は、ただただ悲嘆しながら過ごしていました。
ある人は、自らの死の原因を究明し、死から逃れる術を求めました。
ある人は、お世話になった人たちに恩返しをしようとしました。
ある人は、残り時間を隠しながら今まで通りに暮らしました。

ここで描かれているのは、ある一人の少女の出した答え。その答えは決して正解というわけではないでしょう。けれど、彼女は自分が出した答えに向き合い、残りの時間を最期の瞬間まで全力で駆け抜けました。

貴方は、どんな風に最期の六ヶ月を過ごしますか?

たった一度の奇跡の果てに

魔法が存在するちょっと違った世界で、彼女は悲しく辛い高校生活を送っていた。

誤解と無理解が彼女を追い詰め、それでも生きていこうとする少女は、あっけなく命を奪われた。

残酷な運命の終着。
けれど、そこにささやかな奇跡が起きる。
魔法でも叶わない本物の奇跡が。


タイトルのしめす、与えられた六ヶ月。
確定された余命の中で、少女は全力で生きていきます。怯えず、逃げず、諦めずに。

この物語は、たった一度の奇跡を懸命に駆け抜けた、たった一つの冴えたやり方を選んだ少女の物語。

哀しみと絶望から生まれ、優しさと愛にたどり着く物語です。

たった六ヶ月だけど、何十年よりも濃く充実した六ヶ月

  • 投稿者: 漆黒   [2016年 12月 26日 20時 00分]
最初に主人公が死んで、天使に六ヶ月延命してもらうという滅多にない展開に惹かれて読みはじめました。
主人公を殺したのは誰だというミステリー要素も含みつつ、主人公が様々な人物と絆を培い、充実した六ヶ月を過ごします。
六ヶ月の寿命が終わった最後の方は、もう涙が止まりませんでした。
みなさんも「余命六ヶ月延長してもらったから、ここからは私の時間です」を是非読んでみてください。

「今」を、全力で生きる為に。

  • 投稿者: elie   [2016年 10月 21日 14時 26分]
死ぬ事というのは、どの人間にも平等に訪れる。
それが「いつ」なのか、私達に知る術は無い。
主人公の三葉はある日事故で死ぬが、六ヶ月の余命を貰う。それはつまり、六ヶ月後に自分が死ぬのが分かるという事。その中で彼女は己のできる限り全力で、ただ前向きに余命を駆け抜けて行く。ざっくり言えばこの小説はそんな話です。

ここで一つ、皆さんに聞きたい事があります。

あなたの今の生き方は「後どれくらい生きるつもり」の生き方ですか?多分、そんな事を意識してる人ってそんなにいないのでは無いかと思います。
寿命なんて自分では分からない、だからこそ今をもっと懸命に生きていくべきなんだ...この小説は、その事を気付かせてくれる。そして、その事に気付いた私達が懸命に生きていくためにそっと背中を押してくれる。そんな優しさに満ち溢れた、素晴らしい小説です。
是非とも読んでみてください。お勧めの作品です!

怖くても、辛くても

  • 投稿者: 九JACK   [2016年 08月 23日 19時 56分]
人はこの世に生を受けたその日から、死を迎えることだけは確実に定められていて、今のところ、その運命を変える方法はない。
故に、一度は考えたことがあるのではないだろうか。──もし自分が明日死ぬとしたら、何をするだろうか、と。
きっと、やりたいことをするだろう。死の現実を突き付けられたこの物語の主人公・三葉がそうであるように。
けれど、彼女の「やりたいこと」はただ時間を浪費するだけの怠惰なものではなくて、ちゃんと残されたひとときを無駄にしない生き方だ。
楽しい時間を過ごす傍らで、きちんと現実、真実に立ち向かっていく三葉。強くなりたい人に、強くありたい人に、この物語はきっと力を与えてくれるはずだ。

限られた時間の中で

  • 投稿者: Victor   [2015年 07月 27日 03時 05分]

前触れもなく命を落として、そして六ヶ月という期間をもらってから、あなたはどのように過ごしますか?
やっぱり、いままでやったことないことをやって過ごそうか。それともいつもと変わらない日々を送るのか。この物語は前者を選び、自分を変えていこうと前向きに考え、行動していく少女の姿がとてもいい。

思わず涙ぽろりにもなってしまい、そんなことは作者さんにはいまだに言ってないことなんですが。ずっと立ち止まることなどせず、あなたも前向けになろう、と読めばそんな感想を抱きます。
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