イチオシレビュー一覧

　異世界に飛ばされた、ハーレム作った、最強チートで暴れまわる……申し訳ない話、これらの典型的なストーリーを描くのならば『異世界』でなくても構わないのではないのだろうか？　
　
　つまり多くの異世界行きモノは『異世界』という味を逃してしまう三流料理。異世界であるべき必要がない、味付けが薄いモノである。
　しかし、今作は『異世界の学園』を土台として固めているため、『異世界』であるべき必要があり、『異世界』であることで読者を引き込むのだ。

　特に学園を意識して必ずストーリーが展開しているため、学園好きな読者様にはたまらないこと間違いない。そして『異世界の学園』という味をしっかりと凝縮することで出来上がっている『異世界学園ファンタジー』だ。
　
　ファンタジー好きは必見すべきであり、学園好きは刮目すべきであり、とにかく一度ページを開いてみるべきである。