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ミルフィーユ・ド・ナス

この物語は、実は「茄子」などどうでもいい。
ポイントはそこではない。

この物語の一番のポイントは、美しい無駄情報の羅列だ。
主人公の横を通り過ぎてゆくモブたちには、それぞれにくだらない事情がある。その馬鹿馬鹿しい事情の間に、茄子がミルフィーユのように挟まっているに過ぎない。

主人公は好奇心に流されるままに、そのミルフィーユにの結末を追っていく。
しかし、そんな主人公は最終局面で革命を巻き起こす。ついにミルフィーユに反旗を翻したのだ。
さて、主人公こと「彼女」がどういう結末を迎えたか──それは読んでもお楽しみ。

断言出来ることはただひとつ。
この物語は、笑える!
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