イチオシレビュー一覧

ごく普通のストーカー（？）少年八代秋葉（やしろあきば）くんとクラスの美少女真星唯（まほしゆい）ちゃんが繰り広げる恋愛小説です。
読み始めたら止まらない。こんな恋愛小説が読んでみたかった！
男の子だけでなく、女の子も共感できる部分がたくさんあるはず！
えっ、何でそう言うのかって？
その答えは、読んでみればわかりますよ！

これはラブコメではありません。純愛小説です。

ただ、主人公が純愛をこじらせてストーカーに片足を突っ込んでいます。

純愛がどうしてストーカーに繋がるかわからないそこのアナタ。
告白する勇気が足りずに、延々と好きな子の背中を見つめてきた、そこのアナタ。
自分なんて……と卑下して恋してこなかったそこのアナタ。

背中を追っちゃうのは、オトコノコなんだからしょうがない！
主人公と一緒に、チキンな純愛を楽しんでみませんか？

あ、イケメンはどうぞお帰りください。

短編から入ったこの作品は男子高校生秋葉視点から始まり、リアルな気持ちを捉えていると思います。
また唯視点でも心情から行動まで細かくありほかの作品よりも読みやすく場面を想像しやすくなっています。

小さな気持ちのすれ違いで関わり方がお互いに変わってしまう。
あなたも経験したことはありませんか？
まだ経験されていない方もいつかは経験するこの想い、覗いてみませんか？

男性も女性も楽しめるそんな作品、無限の可能性それを皆さんにも感じてもらいたいと思います。

この小説がまだ短編だったとき、読んだ私はこう思いました。
「ああ、早く連載してくれよ……」と。
短編の最期は読者の想像を掻き立てる終わり方だったので、読んだ方はもどかしく思ったことでしょう。

秋葉の恋心の描写は、一般的な男子高校生のそれを的確に捉えていると言っても過言ではありません。
状況描写は想像を膨らませ、その世界観を思い浮かばせるような巧みなものです。

恋愛ものには興味ないよ、という方も一度読んでみれば、きっと彼の恋の行方が気になると思いますよ？

自分ではここまでしか作品の魅力をお伝えできません。
もし、このレビューを読んでこの作品に少しでも興味を持っていただけたのなら幸いです。