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▽レビューを書くこれは、二人の勇者の物語――。
- 投稿者: 柴野いずみ@『公爵閣下』一二三書房WEB小説大賞銀賞受賞! [2023年 07月 05日 19時 49分]
小さな村に生まれ、家も隣同士で一緒に育った幼馴染同士の二人。
一人は村で人気者で、伝説の剣を抜いて勇者に選ばれ、魔王討伐の旅へ。もう一人は凄まじい方向音痴故にすぐに手を繋いでいてさえどこへともなく消失してしまう彼を見つけ出すための迷子係として旅に同伴することになります。
前半は力を持たない迷子係の視点、そして後半は世界を救った勇者の視点。
しかしこれは一人の勇者とそのお付きではなく、実は二人の勇者の物語なのです――。
素晴らしいとしか言いようのない、男の幼馴染同士の友情物語。
面白いのでぜひ読んでみてください。おすすめです!!
一人は村で人気者で、伝説の剣を抜いて勇者に選ばれ、魔王討伐の旅へ。もう一人は凄まじい方向音痴故にすぐに手を繋いでいてさえどこへともなく消失してしまう彼を見つけ出すための迷子係として旅に同伴することになります。
前半は力を持たない迷子係の視点、そして後半は世界を救った勇者の視点。
しかしこれは一人の勇者とそのお付きではなく、実は二人の勇者の物語なのです――。
素晴らしいとしか言いようのない、男の幼馴染同士の友情物語。
面白いのでぜひ読んでみてください。おすすめです!!
何故かどんな状況でも迷子になってしまう勇者を側で支え続ける男とその勇者両者の視点を短編ながら両方書かれています。なので何故勇者が迷子になるのかの原因もわかってすっきりします。勇者の幼馴染み視点だけならコメディ要素だけで終わっていました。それはそれでありそうですが勇者視点があることで深みが出ますね。短編ながら長さもそれなりにあり読み応えあります。終わり方もすっきりした終わり方で後腐れありません。
意外性のある物語だ。
最初は良くある設定のファンタジーだと思い、次にちょっと変わったコメディーだと思い、くるくるとイメージが変わる。
構成が上手く、ラストは余韻がありつつしっかり終わっているところも良い。
だが、この物語の本当の魅力はそこではない。
主人公二人の絆だ。
ストーリーの上手さやセリフのユーモアが、この二人の魅力をより引き立てている。
あまり書くとネタばれになってしまうので、語れないのが惜しい。
ぜひ皆に読んでもらいたい。
このコンビが大好きだ!
最初は良くある設定のファンタジーだと思い、次にちょっと変わったコメディーだと思い、くるくるとイメージが変わる。
構成が上手く、ラストは余韻がありつつしっかり終わっているところも良い。
だが、この物語の本当の魅力はそこではない。
主人公二人の絆だ。
ストーリーの上手さやセリフのユーモアが、この二人の魅力をより引き立てている。
あまり書くとネタばれになってしまうので、語れないのが惜しい。
ぜひ皆に読んでもらいたい。
このコンビが大好きだ!
「7000文字くらいの短編だから大したことないだろう」そう思われる方もいるかもしれません。
しかし「俺の勇者」は、100万文字を超えているような超大作に、引けを取らないくらいのとんでもない作品です。
最初の主人公視点では笑いあり、感度ありの少年漫画のような作品ですが、親友視点に変わるとそれまでの印象を打ち砕くどんでん返しの始まりです。
この物語を読んだあなたの目からは、涙が出ていること間違いなしです。
ぜひ読んでみてください。
web小説大国を目指してカピドンでした。
しかし「俺の勇者」は、100万文字を超えているような超大作に、引けを取らないくらいのとんでもない作品です。
最初の主人公視点では笑いあり、感度ありの少年漫画のような作品ですが、親友視点に変わるとそれまでの印象を打ち砕くどんでん返しの始まりです。
この物語を読んだあなたの目からは、涙が出ていること間違いなしです。
ぜひ読んでみてください。
web小説大国を目指してカピドンでした。
きっとこの作品は、それ以上のなにかを読者に与えてくれる事でしょう。
短編なのでこれ以上の情報は必要ない気もしますが、文字数が足りないようなので蛇足を書きます。
正直これ以下を読むくらいなら、早く本編を読むべきだとは思いますが。
これは平凡な主人公と非凡なる勇者が織り成す軽快な物語であり、それが読み進めるうちに形を変えて……。
おそらく、読み始めたなら一気に最後までたどりつき、良好な読後感をあなたにもたらすことでしょう。
さあ、こんなレビューを読んでる場合じゃありません、今すぐ本編を読みましょう。
短編なのでこれ以上の情報は必要ない気もしますが、文字数が足りないようなので蛇足を書きます。
正直これ以下を読むくらいなら、早く本編を読むべきだとは思いますが。
これは平凡な主人公と非凡なる勇者が織り成す軽快な物語であり、それが読み進めるうちに形を変えて……。
おそらく、読み始めたなら一気に最後までたどりつき、良好な読後感をあなたにもたらすことでしょう。
さあ、こんなレビューを読んでる場合じゃありません、今すぐ本編を読みましょう。
これは間違いなく傑作。二度楽しめる短編友情ファンタジー。
- 投稿者: 退会済み [2016年 07月 12日 10時 20分]
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「俺」の幼馴染はとあるきっかけで勇者に選ばれます。
ですが、ここで問題がひとつ。
そう、幼馴染は極度の方向音痴だったのです。
幼馴染の案内役として一緒に旅に出ることになった「俺」。
気が付けば迷子になる幼馴染を引き連れて、「俺」の冒険が始まります。
そして紆余曲折あり、無事に魔王を倒すことに成功した勇者一行。
世界に平和が訪れ、「俺」と幼馴染は平穏な日常に戻ります。
ですが、物語はここで終わりません。
幼馴染の視点で語られる物語の裏側は、予想外のものでした。
まさに圧巻という言葉がふさわしく、その真実にただただ言葉を失います。
「俺」と幼馴染の冒険コメディーは、気付けば二人の友情物語となり、その濃密な心理描写に呑まれていきます。
そして訪れる、どんでん返し。その先には、心を打たれる結末が待っています。
非常に完成度の高い本作。皆さんもぜひ呼んでみてください。
ですが、ここで問題がひとつ。
そう、幼馴染は極度の方向音痴だったのです。
幼馴染の案内役として一緒に旅に出ることになった「俺」。
気が付けば迷子になる幼馴染を引き連れて、「俺」の冒険が始まります。
そして紆余曲折あり、無事に魔王を倒すことに成功した勇者一行。
世界に平和が訪れ、「俺」と幼馴染は平穏な日常に戻ります。
ですが、物語はここで終わりません。
幼馴染の視点で語られる物語の裏側は、予想外のものでした。
まさに圧巻という言葉がふさわしく、その真実にただただ言葉を失います。
「俺」と幼馴染の冒険コメディーは、気付けば二人の友情物語となり、その濃密な心理描写に呑まれていきます。
そして訪れる、どんでん返し。その先には、心を打たれる結末が待っています。
非常に完成度の高い本作。皆さんもぜひ呼んでみてください。
小さな村で、家が隣同士、父母共に親友同士、そして同い年は自分と相手だけという状況で、自然と親友になった「俺」と幼馴染。
ずっと一緒に過ごしてきた二人。そんなある日、幼馴染は伝説の剣を抜き、勇者となった。
魔王を倒すための旅に出てほしいと頼まれた幼馴染は、承諾する代わりに「俺」も旅に連れていくことを望む。二人の両親、村人、国王、そして旅に同行する仲間まで、それを望んだ。勇者の望みだからではなく、彼の旅には「俺」が必要不可欠だったのだ。
何故ならーー。
片や鍛えられた脚力だけがちょっと自慢の「俺」。
片や文武両道、容姿端麗な勇者である幼馴染。
これはそんな二人の、わりと身近な、けれど特別な友情のお話。
隣にいないとつまらない。そんな誰かに会いたくなるお話です。
ずっと一緒に過ごしてきた二人。そんなある日、幼馴染は伝説の剣を抜き、勇者となった。
魔王を倒すための旅に出てほしいと頼まれた幼馴染は、承諾する代わりに「俺」も旅に連れていくことを望む。二人の両親、村人、国王、そして旅に同行する仲間まで、それを望んだ。勇者の望みだからではなく、彼の旅には「俺」が必要不可欠だったのだ。
何故ならーー。
片や鍛えられた脚力だけがちょっと自慢の「俺」。
片や文武両道、容姿端麗な勇者である幼馴染。
これはそんな二人の、わりと身近な、けれど特別な友情のお話。
隣にいないとつまらない。そんな誰かに会いたくなるお話です。
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