イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く1711年、天下の永世江戸。
金髪青眼の『征夷大将軍』ピエール徳川七世の治世。
自称『とれじゃーはんたー』の日暮風太郎は、実兄のコネにより、将軍直々に大任を与えられる。
霊感を宿す『巫女』立花と共に旅立ち、全国行脚の果てに『宝』を見つけ出すのだ。
馬鹿を言え。
眼を閉じて耳を塞いで三秒考えてみろ。
意味がわからない。どこに真があるものか。
登場人物は胡乱な連中で、胡乱な話に乗っかって四方山話に精を出す。
この物語には、嘘がある。
そう思っていた筈なのに、気が付けば彼らの行く末を見守らずにはいられない。
それは、彼らが誠を持っているから。
自分らしく生きたいと願い、行動をしているから。
この人々には、美意識がある。
侍とは、剣に映る己と向き合う者。
日暮風太郎はそんなことはしない。
『とれじゃーはんたー』なのだから。
きっと、映った己に舌を出す。
時代劇風の世界観、プラスちょっと胡散臭さ。
実力は確かながら自称とれじゃーはんたーを名乗るちょっと胡散臭い主人公『風太郎』と、宝物を探す力を持つというちょっと胡散臭い巫女『立花』を中心に話は廻っていきます。
いわゆる諸国漫遊的な物語ですが、事の発端ともなる征夷大将軍『ピエール』や姫君『ルナ』など、一癖も二癖もある人物達が魅力的。
誰一人無駄な人物はいません。皆曲者食わせ者揃いです。
そんな彼らが事あるごとに絡んでくるのだから、お話も全体的に胡散臭いかもしれませんね?
どうぞ愉しい永世江戸へ。
実力は確かながら自称とれじゃーはんたーを名乗るちょっと胡散臭い主人公『風太郎』と、宝物を探す力を持つというちょっと胡散臭い巫女『立花』を中心に話は廻っていきます。
いわゆる諸国漫遊的な物語ですが、事の発端ともなる征夷大将軍『ピエール』や姫君『ルナ』など、一癖も二癖もある人物達が魅力的。
誰一人無駄な人物はいません。皆曲者食わせ者揃いです。
そんな彼らが事あるごとに絡んでくるのだから、お話も全体的に胡散臭いかもしれませんね?
どうぞ愉しい永世江戸へ。
もともと筆力のある作者の、少し変わった世界観の作品
キャラクターごとの個性に、さっぱりとした時代劇風のエピソード
これらの相性がとてもよく、作者の持ち味である「キャラの濃さ」も相まって極上の読後感を味わえる
「小説家になろう」の場所柄「時代劇」然としたこの作品を毛嫌いするものもいるかもしれないが、ぜひ一度読んで見てほしい
作品自体もさほど長いものでもなく、完結もしているので、すぐに読みきることができるだろう
そして読みきったころには、主人公達のこの先に思いを馳せている筈だ
キャラクターごとの個性に、さっぱりとした時代劇風のエピソード
これらの相性がとてもよく、作者の持ち味である「キャラの濃さ」も相まって極上の読後感を味わえる
「小説家になろう」の場所柄「時代劇」然としたこの作品を毛嫌いするものもいるかもしれないが、ぜひ一度読んで見てほしい
作品自体もさほど長いものでもなく、完結もしているので、すぐに読みきることができるだろう
そして読みきったころには、主人公達のこの先に思いを馳せている筈だ
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