イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く1561年の姫路から始まる、読みやすさと読み応えが両立された良作です。
主人公の黒田隆鳳(ときたか)は黒田家の養子、現代知識持ちの転生者にして武力特化型の人物です。その属性からして安易な無双物になる事が危ぶまれがちですが、登場する史実の人物達は皆個性的で魅力溢れる者達ばかりであり、決して主人公の「独り舞台」にはなりません。特に回が進む毎に渋みと頼りがいを増していくおっさん達の姿は個人的な推し所です。
また、2章を読み進めていく事で主人公が天下を目指す理由の大元が明らかになります。この時代に生まれてしまったからこそ抱いた、この時代を変えたいという思いは、物語冒頭からは想像できなかった程に重く、強く、大きなものでした。主人公自身が持つ読者を惹きつけてやまない魅力はここに集約されていると、私は思います。
―――唯只管に、前へ、前へ
主人公の黒田隆鳳(ときたか)は黒田家の養子、現代知識持ちの転生者にして武力特化型の人物です。その属性からして安易な無双物になる事が危ぶまれがちですが、登場する史実の人物達は皆個性的で魅力溢れる者達ばかりであり、決して主人公の「独り舞台」にはなりません。特に回が進む毎に渋みと頼りがいを増していくおっさん達の姿は個人的な推し所です。
また、2章を読み進めていく事で主人公が天下を目指す理由の大元が明らかになります。この時代に生まれてしまったからこそ抱いた、この時代を変えたいという思いは、物語冒頭からは想像できなかった程に重く、強く、大きなものでした。主人公自身が持つ読者を惹きつけてやまない魅力はここに集約されていると、私は思います。
―――唯只管に、前へ、前へ
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