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行き当たりばったりのイカサマ師が引き起こした大陸を巻き込む大事件。

  • 投稿者: ジダラク   [2015年 02月 18日 20時 53分]
世界大戦から30年、元連合軍兵士リゲルは大陸東部の町ミッドスフィアで賞金稼ぎをしていた。

賞金稼ぎといっても魔法銃を片手に悪党どもと渡り合うなんて事はなく、賭博の席でイカサマをして情報をかすめ取り先回りして罠をはるという、しがないものであった。

しかしある日、街を占める大悪党たちとの賭博の席で大戦時に英雄に振るわれその後の行方が分からなくなっていた『英雄の剣』の在り処に関する情報を得てしまう。

まさしく桁の違う『英雄の剣』に懸けられた賞金を手に入れようとリゲルは人生最大の賭けに出た。

そして始まる大陸を巻き込むリゲルの大嘘と『英雄の剣』の裏で蠢く大陸の闇の行方は-----

という様な話。
嘘を誤魔化そうと色々画策する見苦しいリゲルですがストーリーが進むにつれ段々かっこよくなり、最後はこいつこそ主人公だ!と思わず笑ってしまいました。
完成度が高い作品なので是非読んでみてください。
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